ホンダ「N-VAN」軽商用車に新風吹き込めるか(東洋経済オンライン)



7/14(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

 「軽商用車の新しいベンチマークにしたい」。7月13日に発売された軽商用バンの「N-VAN」を前に、日本事業担当の寺谷公良執行役員は自信を示した。

ホンダが7月13日に発売した軽商用バンの「N-VAN」

 ホンダの人気軽自動車「Nシリーズ」に新しい仲間が加わった。月間販売目標は3000台。軽商用車市場はダイハツとスズキが2社でシェアの約7割を占める一方、ホンダは19年もの間、新型車を出さなかったことが響き、3.5%(2017年度)と低迷している。N-VANで攻勢をかけられるか。

 グレードは3種類あり、ベーシックモデルのG・Lに加え、豊富なカラーバリエーションを備えるなどデザイン性の強い COOL・FUNも登場。およそ6000台の予約注文では軽商用車「アクティ」や派生車種「バモス」からの乗り換え需要が多かったという。要望が多かった6MTも用意した。

■競合車よりも高いが「付加価値」を訴求

 価格は126万7920~179万9280円。安全運転支援システムの「ホンダセンシング」を標準装備したこともあり、ベースモデルが100万円を切るダイハツ工業の「ハイゼットカーゴ」やスズキの「エブリイ」より、高めの設定だ。寺谷執行役員は「燃費を比較すると維持費は安い。ホンダセンシングなど、付加価値に気づいてもらえるお客様に使って欲しい」と話す。

 N-VANの燃費はJC08モードでガソリン1リットル当たり17.6~23.8キロメートル。スズキのエブリイは同19~20.2キロメートル、ダイハツのハイゼットカーゴの同16~18.8キロメートルで、AT仕様ではN-VANに軍配が上がる。

 N-VANのウリは何と言っても、積載性能だ。みかん箱71個が入る空間は、軽商用バンとしては一番だという。ハイゼットカーゴはみかん箱65個、エブリイは69箱だ。N-VANは先代のアクティよりも14センチ床を低くし、天井も高くすることで広い荷室空間を実現した。ドアを開けた時に、後ろから見ても横から見ても、真四角の枠の中に一つの部屋のような空間があるように見える。

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