FRB次期議長、市場はパウエル氏と織り込み済み 相場への反応限定的(SankeiBiz)



 金融市場では、パウエル氏をFRBの次期議長の本命候補とみて指名を半ば織り込んでおり、東京市場で株や為替への反応は限定的となっている。

 一方、FRBは現状で正副議長を含めて7人の理事ポストのうち3人が空席で、金融引き締めに前向きな人物が今後入ればドル高要因になるとの声もある。

 「イエレン現議長からの政策の一貫性が保たれるという意味で、金融市場にとっては安心材料」。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「パウエルFRB議長」についてこう語る。

 為替相場について、みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「基本的にドル高方向」との見方を示す。パウエル氏は金融引き締めには慎重とされているが、「FOMCでの合意形成を重視する人物で、パウエル氏が議長になっても米利上げペースが遅くなることはない」と話す。

 また、ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、実際にパウエル氏が次期議長に指名されても「日米の株式相場への悪影響はないだろう」とし、当面は堅調な展開との見方だ。

 市場関係者は、空席の理事ポストの行方にも関心を寄せる。みずほ証券の鈴木氏は、次期議長人事でも候補に挙がり、金融引き締めに前向きとされる元財務次官のテイラー氏が理事になった場合は「ドル買い材料になるだろう」と語った。

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