葉物類中心に上伸 豪雨被害で出回り減 週内さらに上げも 大阪市場本場(日本農業新聞)



 西日本豪雨を受け、9日の大阪市中央卸売市場本場での野菜取引で、被災県を中心に葉物と果菜類の価格が上伸した。畑が水に漬かるなどして収穫作業が滞り、入荷量が先週の月曜日に比べ9%減と落ち込んだ。高速道路の通行止めで、市場への野菜の延着もあり取引で一部混乱もみられた。卸売会社は「水が引いていない畑もあり、週内は露地物を中心に入荷の回復が見込みにくい。さらに上げもある」と見通す。

 同日の本場の野菜入荷量は約1214トン。市場関係者は「豪雨被害のあった西日本産を中心に、出回りが少なかった」と分析する。

 ホウレンソウは岐阜産1ケース(3・6キロ・高値)が3240円と前市比216円高、白ネギが鳥取産1ケース(3キロ・高値)が1620円と108円高。卸売会社は「スーパーが売り込みをかけていた中、豪雨で入荷が減り不足感が強まった」とみる。

 豪雨の影響が尾を引き、今後の出荷は少なくなる見込みだ。ホウレンソウ産地の岐阜県JAひだは「畑の浸水に加え、雨で種まきもできていない。しばらくは出荷量の回復は見込みにくい」と説明。白ネギ産地のJA全農とっとりは「被害状況は調査中。水に漬かった畑があり、収穫ができていない。少なくとも今週いっぱいは出荷が少ない」と話す。

 東京都中央卸売市場大田市場でも同日、西日本産の小物野菜が上伸。大分産「味一ねぎ」は1袋(100グラム・AM級・高値)が140円と前市比32円高、高知産のオクラ1袋(70グラム・AM級・高値)が194円と21円高。卸売会社は「不足を見越して引き合いが強かった。今後増えてくる時期だが、出荷が伸び悩む心配がある」と話す。

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