ドラッカーの経営原則は株投資にも活かせる(東洋経済オンライン)



6/27(水) 8:00配信

東洋経済オンライン

没後も高い人気を誇る米国の経営学者でマネジメント研究の第一人者であるピーター・ドラッカー(1909年~2005年)。その冠を抱いた研究所が、ドラッカーの経営原則を基に、企業マネジメントを評価してスコア化する作業を開始。株価との相関関係から、株式投資の世界での活用も検討されている。来日中のドラッカー研究所エグゼクティブ・ディレクターのザッカリー・ファースト氏に話を聞いた。
 ――ドラッカー研究所の成り立ちからお話しください。

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 1999年にドラッカー夫妻が米クレアモント大学院大学の中にアーカイブを作ったのが、始まり。ドラッカーの論文や書簡、書籍の原稿などを集め、研究者が活用できるようにしたものだ。ドラッカーはつねに先を考える人で、自分が亡くなった後にやってほしいことをまとめて書いていた。それは、自分自身の経営哲学や原則を実際の経営面でも実践してほしいというものだった。われわれ後の世代の研究者にとってはそれをどう実現するかが課題になった。

 ――それが昨年末に初めて発表した米国企業マネジメント・ランキングにつながったのですね。

 ドラッカーの教えは時代を超え、彼の言う経営の効果性(エフェクティブネス)は、国や業界の違い、技術の変化を問わずに普遍的に当てはまるものだ。それというのも、人間そのものの要諦を深いところで理解していたからだと思う。しかしながら、人々の経営学の学び方は時代とともに変わってきている。彼の本は現在も人気があるが、もっと付加価値の高い研究内容としてデータを求めるようになってきている。

 ドラッカーの経営哲学を広めるために、われわれのアプローチは3つある。第1は、ドラッカーの本を読んだり話したりすること。これはドラッカー存命中にもできていたことだ。第2に、ドラッカーの基本原則を、現代の経営者が求める数字に変換して、提供すること。そして第3に、それを財務や業績などおカネと関連したデータにすることだ。

■無形資産のデータにフォーカス

 ――ドラッカーの原則に基づいた企業のスコア化とは、どのようなものですか。

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