われらがサッカー日本代表に「ごめんね」! 潔く謝ったネットユーザーを見習おう(SankeiBiz)



 サッカーW杯ロシア大会が盛り上がりを見せており、日本代表も28日にキックオフされるポーランド戦で引き分け以上であれば無条件で決勝トーナメント進出を果たす。大会前、日本代表に対しネットでは3連敗を予想する声や、本田圭佑、香川慎司、岡崎慎司をメンバーに選び、欧州で活躍するこれから期待できそうな若手を選ばなかった西野朗監督を叩く声だらけだった。(ネットニュース編集者 中川淳一郎)

◆とりあえずハリルホジッチ前監督にも感謝

 最近サッカー通を名乗る小柳ルミ子も中島翔哉を招集しなかったことについて自身のブログで異議を呈したりした。日本サッカー協会・田嶋幸三会長は「1パーセントでも2パーセントでも、日本代表が勝つ可能性を追った」とハリルホジッチ前監督の更迭と西野監督の就任の背景を明かした。それでも、この時は「世界を知るハリルと比べて西野なんか…」的論調もあった。

 それに加え、直前の監督更迭には疑問の声も出たほか、ハリルホジッチ氏の支持者はこの決定にネット上で激怒し、ハリルホジッチ前監督の通訳だった人物の兄を名乗る人物もハリル氏を擁護するに至った。いずれの立場の方々の意見もここは尊重すべきであろう。何が正しいのかは分からない。

 だが、結果的に予選2試合を終え、日本は圧倒的に格上のコロンビアに勝利し、これまた格上であるセネガルと引き分けた。2002年、2010年大会同様、日本国内は決勝トーナメント進出が近づいたこの「第2戦」終了後の高揚感を味わっている。

 ここでは、ハリル氏で継続すべきだったと考える人や同氏の功績こそ重要だったと考える人も含め、日本代表を応援しようではないかと呼びかけたい。ハリル氏と選手の間でいろいろ問題はあったかもしれないが、とりあえず、W杯進出に導いてくれたのは同氏の手腕もあったわけで、そこは純粋に感謝したい。そして西野監督と選手の頑張り、田嶋会長の英断にもエールを送りたい。

◆「手のひら返し」?

 そして、私がここで立派だと思うのはツイッターや5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)で西野監督及び下馬評が低かった本田や香川、岡崎、そして田嶋会長に対して「ごめんね」と謝罪をしている人々についてである。

 これを「手のひら返し」と言うことはたやすいし、「所詮はネットの匿名の連中が、考えることなく悪口を書いて憂さ晴らしをしているだけだ、ケッ!」と批判することも簡単なことである。

 だが、2010年、W杯直前の親善試合で負け続け、更迭論までネットで登場した岡田武史氏に対し、W杯本番の初戦・カメルーン戦の勝利以後「岡ちゃんごめんね」の声がネットに溢れた時、私自身ネットユーザーのこの素直さには感動した。

 今回も西野氏、本田、香川らへの心からの謝罪と、これからの応援を表明する無名の人々のこの姿勢は、とかく謝ることができない我々や、企業人、政治家は見習うべきではなかろうか。

 これまで日本代表を叩いていた人は、一旦謝ることにより、以後楽しくW杯を観戦し、日本代表を応援することができるのだ。「謝る」という儀式的なことをすることにより、ようやくその権利が得られるだけに、今回さっさと謝った人々はエライし賢い。

◆さっさと謝れば謝罪対象者との関係はよくなる

 同様に、普段の生活においても「あちゃー、やらかした…」と思ったらさっさと謝った方がいい。その方が、次に進めるようになるし、その謝罪対象者との関係も良くなる。ちなみに前回、決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦で駒野友一が最後のPKを外し敗退したが、その時の旧2ちゃんねるでは、「日本代表が帰国したら空港で駒野に投げつけるもの決めるぞ」というスレッドが登場した。

 1998年のフランス大会時は、シュートを決めないにもかかわらずヘラヘラ笑っていたなどとし、帰国時の空港ではFW・城彰二に対して生卵がぶつけられた。そして、まさかこれの再現か…と思わせたが、「投げつけるもの」として、「暖かいねぎらいの言葉」といきなり書かれ、この一言がそのスレッドの流れを支配し、代表を称える意見に溢れた。

 この中にも「岡ちゃんごめんね」とすぐに謝罪した人々は多かったことだろう。悪いことや失礼をしたら謝罪する。その原点を現在の西野氏、本田、香川への謝罪には見て取れる。



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