「iDeCo」「NISA」「積立NISA」、選ぶならどれ? (東洋経済オンライン)



■投資初心者からいちばん多い質問とは? 

 ここしばらく、金融庁が「つみたてNISA」の普及に力を入れていることもあって、筆者は、個人投資家や、これから投資家になろうとする人たちと話をする機会が増えた。

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 彼らから最も多く受ける質問は、「株価が随分値上がりしてしまったけれども、今から株を買ってもいいのだろうか」というものだ。

 結論から言うと、「今投資しても、まったく問題はない」。日経平均株価でいうと、現在の2万2000円台で投資するよりも、つい3カ月前には2万円割れで買えたのだから、そのときに買いたかったという気持ちはわかる。「下がったら、買いたい」というのは自然な心理だ。

 しかし、株価が都合よく下がってくれるかどうかは、まったく不確実だ。株価指数が1割や2割下がることはよくあることだが、それが起こるのは、現在よりももっと高い水準まで上昇してからかもしれない。

 多くの個人は、最終的には20年、30年後の「老後」に備えた資産形成のために投資するのだろうから、「将来の株価水準から見たら、現在の株価の上下は誤差の範囲だ」というくらいの大らかな気分で、自分にとって適切だと思うリスク資産を「時間を置かずに」持つことを考えるべきだ。

 (1)いつがいいときなのか判断できないが、(2)長期的にはリターンが高いだろうと思って株式に投資する、ということなので、筆者は、投資タイミングを分けて投資することに合理的な意義を感じないが(機会損失と、手間・売買コストの損があるから)、何も投資しないよりは、何回かに分けて投資してみるというアプローチでもいいだろう。妥協したうえでのセカンドベストとして認めよう。

 なお、すでに利用可能なiDeCo(個人型確定拠出年金)や、来年導入されるつみたてNISA(積立型の少額投資非課税制度)のような税制優遇のある口座で運用する場合、「毎月、いくら」という調子でゆっくり株式を買うわけなので、いつ始めてもいい。

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