米食品・飲料大手のペプシコ、インド市場重視 投資や商品拡充、広域の成長主導(SankeiBiz)



 米食品・飲料大手のペプシコは、インド市場をアジア・中東・北アフリカ地域における将来的な成長エンジンとみている。同社インド部門のアフメド・エル・シーク社長兼最高経営責任者(CEO)は、インドで工場建設などの設備投資を行っており、新たな分野への進出も検討していると明らかにした。現地経済紙エコノミック・タイムズなどが報じた。

 シークCEOは、ペプシコが商圏を広げるため、新商品を市場に投入するとともに、農家と連携してサプライチェーン(原材料調達網)の改善を引き続き図ると述べた。同社は、消費者ニーズに応じて、地域限定商品や多様な価格帯の商品など、商品ラインアップを拡充している。同CEOは「インド市場は、アジア・中東・北アフリカ地域の成長エンジンになることを望んでいる。その実現性もあるはずだ」と述べた。

 同社はインド市場での売上高を今後7~8年で倍増させる計画だ。シークCEOは「インドには大きな商機がある。それに合わせて事業規模も倍増しなければならない」と説明。「目標は2桁成長を続けることだ」とも話した。インドはペプシコの国別売り上げ上位10カ国に入っており、同社の世界売上高の約1割を占めている。一方、ペプシコはインド市場で果汁飲料が砂糖入り炭酸飲料水の売り上げペースを上回ったという。シークCEOは「炭酸飲料も伸びているが、果汁飲料ほどではない」と話した。今後は商品ラインアップの変更により、製品に含まれる脂質、ナトリウム、糖質の削減も検討している。

 現在、ペプシコの事業構成は飲料事業と食品事業が半々くらいだが、今後数年以内に食品事業が飲料事業を上回ると予想されるという。2013年には、インドで20年までに生産能力を倍以上に拡大するため3300万ルピー(約5300万円)を投資する計画を発表している。(ニューデリー支局)

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