高卒初任給「改善を」 電機連合、運動方針盛り込みへ(産経新聞)



 電機各社の労働組合でつくる電機連合は18日、7月の定期大会を前に記者会見を開き、神保政史書記長が高卒初任給の水準について「自動車や鉄鋼などと比べ見劣りしており、モノづくり技術を伝承するため中長期的に改善する必要がある」との認識を示した。底上げに向けた取り組みを大会で議論し、平成31年度まで2年間の運動方針に盛り込む。

 高卒初任給の水準は、電機業界と比べ自動車が約8千円、鉄鋼・造船などが約5千円上回っているという。神保氏は「人手不足が進む中、他産業に新卒者を採り負けている」と指摘。人材確保面から若年層の賃金水準アップは欠かせないとの考えを示した。

 一方、統一交渉でベースアップ(ベア)1500円を引き出した30年春闘に関しては「5年連続の賃上げだったが、年を追うごとに経営側の対応が厳しくなっている」と総括。社員教育への減税制度などを念頭に「『人への投資』を重視する点は労使共通だが、月例賃金の考え方で隔たりがある」と述べた。

 電機連合は10年ごとの中期運動方針を策定しており、今後2年間が最終期間に当たる。7月の大会で32年以降の方針も議論する。

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