「高齢男性による政治」が日本の諸悪の根源だ(東洋経済オンライン)



6/15(金) 6:00配信

東洋経済オンライン

 政治家の暴言が止まらない。今に始まったことではないが、こと最近の暴言には目に余るものがある。

 麻生太郎財務大臣が「セクハラ罪という罪はない」と言えば、萩生田光一元副官房長官は「パパの子育ては子どもにとって迷惑」と放言し、長尾敬衆議院議員はセクハラに抗議する女性議員の写真に「セクハラとは縁遠い方々」と書き添えてツイートする始末。他にも枚挙にいとまがない。

 これは政治家の資質の問題もあるが、自身が市民から遠い世界に入り込み、「エコーチェンバー現象」となっていることが原因と考えられる。

■「内輪の論理」で世間と乖離していく

 エコーチェンバーとは反響する小部屋という意味で、小さな部屋に同じ意見の人が集まって議論すると、やまびこのように同じ意見しか聞こえない現象を指す。

 この現象に陥ると、違う意見の人は同じ部屋に入ってこない。同じ意見の人と議論しているだけなので、自分たちがより正しいと思い込んでしまい、意見の違う人を特殊な人だと思ってしまう構造的な問題がある。

 例えば、「子どもは3歳まで母親が育てるべき」という理念を掲げている政党があったとしよう。当然、その政党には同じ考えを持った人たちが集まってくる。すると、この価値観の中でどんどん議論が進む。

 その結果、世間では子育てをする父親が増えているにもかかわらず、市民感覚と乖離していることにまったく気づけない。そして、世間から批判されるような暴言が繰り返される。

 どこかの国の政党がこれによく似ているのではないだろうか。

 自分と異なる多様な意見に耳を傾けることが重要なのは言うまでもない。しかし、同じ意見の人と一緒にいると居心地が良いため、違う意見の人に耳を傾けるというのは難しい。それゆえに、半ば強制的に違う意見の人を入れていく必要がある。

 今国会では、議員立法で「政治分野における男女共同参画推進法」ができた。この法律は各政党が候補者の男女比を均等にするべく、罰則規定のない努力義務を課す。

■北朝鮮の後塵を拝する日本

 なぜ、この法律が必要なのか。

 先の選挙で当選した衆議院議員の平均年齢は54.7歳(自民55.6歳、公明56.5歳、立憲53.5歳、希望49.4歳、共産57.5歳、維新50.3歳)となり、日本全体の平均年齢45.9歳から9歳程度の乖離がある。

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