IPO銘柄は上場後買っても本当に儲かるのか(東洋経済オンライン)



6/15(金) 6:30配信

東洋経済オンライン

フリーマーケットアプリのメルカリが19日に東証マザーズ市場に上場する。今年最大のIPO(新規株式公開)案件と言われ、人気を集めそうだ。一方でこうしたIPO銘柄は公開後に買って妙味があるのか。これは海の向こうの米国でも同じ。米国の著名投資コンサルタントで、システムトレードの先駆者であるペリー・カウフマン氏が「米国のIPO事情」を検証する。

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■2016年は人気銘柄のアリババもIPO後に上昇せず

 株式の新規上場は、市場にとって非常に注目を呼ぶ出来事であり、上場に関するニュースは数日間市場を駆け巡ります。しかし、投資家はどのタイミングで新規上場銘柄に投資すればよいのでしょうか? 

 実は、2年ほど前、私は当時の新規上場において大型案件だったアリババ(日本の証券コードにあたる米国のティッカーコード:BABA)、ブラックストーン(BX)、ゼネラル・モーターズ(GM)、ビザ(V)とUPS(UPS)について、上場後の価格の推移を調べてみました。

 各々の銘柄の値動きを比較しやすいように、「上場日の価格を100」として、その3年半の値動きを示したのが上の図1です。この図からわかるように上場から1年後(営業日ベースでは252日)に、上場日の価格を上回っている銘柄はありませんでした。しかし上場後、3年半後については、アリババが2倍超に上昇したのがわかるでしょう。

 次に2018年度について見てみましょう。図2では1月に新規上場した全ての銘柄について上場後3カ月間の値動きを示しています(上場日の価格を100としています)。

 これを見るとおわかりのように、上場後3カ月間において急落した銘柄も散見されます。また後半の期間で急騰した銘柄もありますが、この銘柄は過去において80%上昇しており、そのレベルまで戻ったにすぎません。

 さきほどの図にあった個別銘柄の銘柄名をあげても、「誰もが知っている銘柄」ではないので、一般に新規上場後の価格がどのように推移していくかをとらえるために、上場日後の経過日数を基に、対象銘柄の平均価格を算出した指数(平均価格指数)を下の図3に示します。この指数を俯瞰すると、最初の3週間で価格は上昇・その後に急落・リバウンドした後に上場時の価格に収束するパターンが見受けられます。

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