「夏越ごはん」で米消費拡大 雑穀と野菜 新たな行事食  提供店が倍増(日本農業新聞)



 夏の新たな行事食「夏越(なごし)ごはん」を扱うスーパーや飲食店が広がっている。雑穀と夏野菜を使ったご飯で、季節感が出せるメニューとして、今年は全国1400店舗が採用。前年から倍増した。提唱する米穀機構は、今年からレシピ動画で作り方を紹介し、家庭での米の消費拡大も狙う。

 夏越ごはんは、1年の折り返しとなる6月30日の「夏越の祓(はらえ)」の神事になぞらえた行事食。神事に使う茅(ちがや)の輪をイメージした、丸い夏野菜のかき揚げを雑穀ご飯に載せて、たれをかけたメニューだ。米穀機構が米の消費拡大策として普及に取り組み、今年で4年目となる。

 イオンリテールは本州、四国のイオン400店舗で27日から7月1日まで、きびやあわなど雑穀を使った夏越ごはん(321円)、かき揚げ(138円)など3品を販売する。「季節性が出しやすい。夏の食文化の提案にもなる」(同社)という。首都圏に展開するマルエツ、東急ストアなども販売する。

 外食では、プレナスが19日から7月3日まで、定食チェーン「やよい軒」の全国350店舗で、十六穀米にオクラとニンジンのかき揚げを載せた夏越ごはんと豚しゃぶの定食(790円)を提供する。当初、東京都内の店舗で始めたが、全国販売に踏み切った。

 同社は「季節感が出せる上、ご飯を食べて夏を乗り切る取り組みの趣旨にも賛同する」と話す。

 米穀機構は専用ウェブサイトでレシピ動画を公開し、家庭での消費拡大も目指す。「特別な食材がなくても、雑穀と夏野菜で手軽に取り組める」という。30日には東京都の赤坂氷川神社で夏越ごはんを無料で提供し、都内の神社78社で雑穀米とレシピを配布する予定。

日本農業新聞



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