米、3カ月ぶり利上げ0・25% 年内あと2回に加速 FRB、景気堅調と判断(産経新聞)



 米連邦準備制度理事会(FRB)は13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を0・25%引き上げ、年1・75~2・00%とすることを決定した。記者会見したパウエル議長は「経済はとても好調だ」と指摘。会合後に公表した経済見通しは、今年の利上げペースを加速させ、政策金利を年内にあと2回引き上げる予想を示した。

 FRBは声明で、米景気が「堅調なペースで拡大している」と指摘し、5月の前回会合の「緩やかなペース」から景気判断を引き上げた。FOMC参加者の予測をまとめた経済見通しでは、今年の実質国内総生産(GDP)の伸び率(中央値)を2・8%と見込み、3月時点の2・7%から上方修正した。

 今回の会合の焦点だった利上げペースについて、今年の通年の利上げ回数を計3回から計4回に引き上げた。物価上昇率も今年2・1%(3月時点=1・9%)、来年2・1%(同2・0%)とした。18年ぶりの低い水準で推移している失業率は今年3・6%まで低下すると見込んだ。

 FRBは、2008年の金融危機後の景気刺激策として導入した低金利政策からの脱却を目指している。15年12月に最初の利上げを実施して以降、今回で7回目の引き上げになった。

 インフレ率は上昇傾向を示すが、パウエル氏は、目標の2%上昇率を安定的に達成する必要性を指摘し、「勝利を宣言する準備は整っていない」と述べた。ただ、これまでFOMC声明に盛り込んできた「政策金利はしばらくの間、長期水準を下回り続ける」との表現を、今回から削除した。

 パウエル氏は来年1月から、従来、年4回だった記者会見を増やし、年8回のFOMC会合後に毎回実施すると発表した。(ワシントン 塩原永久)

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