高炉4社、4―9月V字回復(日刊産業新聞)



 高炉メーカー4社の2017年4―9月期連結決算が1日までに出そろったが、主力の製鉄事業の収益改善によっていずれも増収大幅増益となり、V字回復を果たした。各社の連結経常利益は新日鉄住金が前年同期比5・6倍の1576億円、神戸製鋼所が3・7倍の457億円、日新製鋼は14倍の148億円で、JFEホールディングスは1014億円に黒字転換した。主原料価格上昇分の販売価格への転嫁が進展し、コスト削減も寄与した。ただし設備更新投資や海外事業投融資、研究・技術開発を継続するための「再生産可能な利益水準」である売上高経常利益率10%への回復は道半ば。亜鉛やマンガンなど副原料価格や物流費も上昇している。国内の鉄鋼需要は回復が本格化し、中国の設備能力過剰による国際市場への影響も沈静化しており、下期は販売価格のもう一段の引き上げと安定操業が共通課題となる。

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