ヒマワリ堅調1割高 競合品目出回り少ない 季節商材で引き 「父の日」向け売り込み活発(日本農業新聞)



 ヒマワリの取引が堅調だ。4日の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1本51円と、前年比11%高。暖かい気候が続いて季節商材として荷動きが良い上、「父の日」(17日)向けに売り込みも活発となってきた。今後も安定した出回りが見込まれ、卸売会社は「一定の需要があり、相場は強含み」と見通す。

 ヒマワリの相場は、5月下旬から前年を1、2割上回って推移している。シャクヤクなど競合する品目が生育前進の反動で減り、代替需要が強まっているためだ。同日の大手7卸の販売量は15万本と前年並み。6月に入って増えてきたが、好値を保っている。

 「父の日」を見据え、生花店は6月からヒマワリの売り場を広げて売り込みを強める。首都圏の生花チェーン店は「例年の2倍の売れ行き」と強調。他の季節花が前進の影響で 品ぞろえが難しかったときも、ヒマワリは安定して出回りがあり販売しやすかったとみる。

 東京都内の生花店は、定番の「サンリッチ」シリーズや「東北八重ひまわり」など数品種を、6月に入って1本200円(税別)と前年並みの価格で品ぞろえする。「八重系や変わり咲きも早い段階から売り込んでいる」と話し、「父の日」商戦での有利販売を狙う。

 産地の出荷は順調だ。千葉県のJA安房では、4月以降に種まきしたものが6月中旬にピークを迎える。「前作はやや前進したが、今後は父の日に合わせて前年並みの安定した出荷を見込む」と話す。北海道のJAいわみざわは「前年より出荷本数はやや多く、来週にはさらに増量する」と見通す。

 「父の日」商戦は来週にピークを迎える。卸売会社は「夏の花として、まだ仕入れを抑えている業者もある。これから引き合いがさらに強まり、当面は堅調な取引が続く」(卸売会社)とみる。

日本農業新聞



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