仏財務相「米国が孤立」 G7財務相会議2日目、通商問題を本格討議(産経新聞)



 【ウィスラー(カナダ西部)=塩原永久】カナダ・ウィスラーで開かれている先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は1日(日本時間2日)、通商問題を中心に討議した。鉄鋼輸入制限の対象国・地域を1日から拡大した米国と、他の参加国との溝は深く「米国の孤立」(フランスのルメール経済・財務相)が浮き彫りになった。

 討議後に会見した麻生太郎財務相は、全体会合で米輸入制限について「極めて遺憾。どの国の利益にもならない」と発言したことを明らかにした。各国から米国の強硬姿勢に反発する発言が相次ぎ、「米国対他のすべての国という構図になった」(麻生氏)という。

 同行筋によると、同日は通商問題のほか、中国を念頭に置いた非市場経済国への対応を議論。中国による新興国への貸し付けの透明性を高める必要性が指摘された。また、仮想通貨の規制強化や国際課税のあり方に関する討議が行われた。

 ロイター通信によると、ルメール氏も現在のG7について「G6プラス孤立する米国になりつつある」と指摘。米輸入制限に対する報復措置が表明される中、「経済攪乱(かくらん)のリスク」が生じていると懸念を示した。

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