財務次官に星野主税局長 財務官・主計局長ら留任へ(産経新聞)



 政府は、財務事務次官に星野次彦主税局長=昭和58年入省=を起用する方針を固めた。後任の主税局長には、藤井健志国税庁次長=60年入省=が就任する見通し。麻生太郎副総理兼財務相の信任が厚い浅川雅嗣財務官=56年入省=や岡本薫明主計局長=58年入省、太田充理財局長=同、矢野康治官房長=60年入省=も留任の方向で調整している。

 財務省では、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる決裁文書改竄(かいざん)に絡み3月に佐川宣寿国税庁長官=57年入省=が辞任した。4月には福田淳一事務次官=同=がセクハラ問題で辞任し、2トップが不在となる異常事態が続いていた。

 文書改竄で大阪地検が佐川氏を含む財務省職員の不起訴処分を決めたことを受け、財務省は4日に文書改竄に関する調査報告を公表する方針。改竄時に理財局長だった佐川氏ら理財局幹部が懲戒処分となるとみられる。政府は、これを一定の区切りと見なし、事務次官を含む財務省幹部人事を行い、信頼回復に向けた態勢づくりを急ぐ。

 複数の政府高官によると、次期事務次官として岡本氏が本命視されてきたが、佐川氏が理財局長当時、国会対応などを担う官房長だったため、次官昇進を見送り、主計局長に留任させることにしたという。

 星野氏は昭和34年生まれ。58年に東大法学部卒業後、大蔵省入省。主計局主計官補佐、在英日本大使館参事官、大臣官房審議官(主税局担当)などを歴任した。平成28年6月、主税局長に就任。30年度税制改正で所得税改革のほか、法人税減税や事業承継税制などに取り組んできた。

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