月額980円で神授業「スタディサプリ」急成長の真相(日経トレンディネット)



5/17(木) 12:00配信

日経トレンディネット

 「スタディサプリ」(旧受験サプリ)は月額980円(税別)でカリスマ講師の授業を視聴できるオンライン学習サービス。有料会員は42万人を超え、新しい学びの形として多くの高校でも利用されている。サービス開始から5年でこれほどの急成長を遂げたのはなぜか。リクルートマーケティングパートナーズの西山亮介氏に聞いた。

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 小学4年生から大学受験生までを対象に、現在1万本以上の動画を配信している。2012年にサービスを始め、16年度の累計有料会員は42万人。学校単位での入会も多く、全国に5000ある高校のうち、すでに900校で導入されている。

 こんなビジネスを立ち上げた背景には、それまで進路情報メディアを運営するなかで触れ合ってきた高校生たちの声がある。彼ら彼女らは、志望校合格へ向けての日々の学習に対する不安や不満を口にし、かなりの費用をかけて塾に通っていた。一方、勉強したくても「地方なので近くにいい塾や予備校がない」「経済的に厳しくて塾に通えない」と訴える声も少なくなかった。ネットを使えば、こんな高校生たちに広くあまねく高品質で低料金のコンテンツを提供できるのではないか――これがスタディサプリの出発点だった。

 学習サービスにおける質とは、コンテンツ、つまり、授業動画の質、つまるところ講師の質に尽きる。そこでプロジェクトメンバーの知人友人の人脈を駆使してあちこちの予備校講師にアプローチし、カリスマ講師を何とか確保して事業化にこぎ着けたのが12年。しかし、うまくいかなかった。

 サービス開始時の料金設定は1科目で月額5000円程度。当時、一般家庭の塾や予備校への支出は、月額5万~10万円が相場だった。十分競争力を発揮できるだろうと踏み、消費者向けのグループインタビューでも好反応を得たうえでのスタートだった。にもかかわらず、有料会員は目標の10分の1ほどしか集まらなかったのだ。

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