鳥獣対策の人材育成 「シカ捕獲認証レベル1」取得後押し 対象講座を受講 「全国のモデル」めざす 酪農学園大学とエゾシカ協会(日本農業新聞)



 北海道江別市の酪農学園大学は、講座を受講するとエゾシカ協会が認証する「シカ捕獲認証レベル1」の受験資格が取得できるカリキュラムを導入した。鳥獣被害対策に貢献できる人材を育成するのが狙い。認証を取得できれば、環境省が進める野生動物の個体管理に関する人材登録制度の審査の一部が免除される。行政やJAなどの就職活動でもPRできるとみている。

 同認証は鹿の生息地域・生息数を把握し、農産物の被害などを減らすには、どのくらいの駆除をすべきかなどを計画するのに必要な知識を得た人が取得できる。鳥獣害に悩む地域などでの役割が期待されている。

 対象となる科目は、同大学環境共生学類野生動物学コースの3年生が受ける「野生動物生態学」や「野生動物管理学」など6科目だ。鹿や熊、鳥といった野生動物の生態や被害、個体管理について学ぶ。通常は、資格を得るために同協会が設けた講座を受講しなければならないが、同大学の対 象科目を修得すると、筆記試験や実技試験などで取得できるようになる。

 試験的に始めた昨年度は7人が受験資格を得ており、5月下旬に受験する予定だ。今年度は、14人が対象となる授業を受ける。

 同大学は昨年度、講義の一部を修得すると鳥獣管理技術協会が認定する「鳥獣管理士」の受験資格を得られるようにするなど、関係機関との連携を強化している。同大学は「日本では、野生動物を管理するシステムが発展途上の段階。今後も教育を充実させて、全国のモデルとしたい」とする。

日本農業新聞



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