酵母さんありがとう カーネーションの純米酒どうぞ 愛知・名城大発「ちょっぴり甘め」(日本農業新聞)



 名城大学(名古屋市)が、カーネーションから取り出した酵母を使った日本酒などを商品化した。愛知県はカーネーションの全国有数の産地。ほんのり甘い「母の日」向け商材として、インターネットや百貨店特設売り場などで販売している。

 仕掛け人は同大農学部応用微生物学研究室の加藤雅士教授。2010年に同県春日井市にある大学付属農場で栽培しているカーネーションから酵母を取り出すことに成功。県や原田酒造(東浦町)の協力で、日本酒「華名城(はなのしろ)」を完成させた。県の酒造好適米「若水」で造った特別純米酒。柔らかい甘味のある味わいに仕上がった。

 最新の研究で、酒を醸造する際に生まれるオリゴ糖の一種、イソマルトースを、この酵母が消化しないことが判明。「一般的な酵母は糖を消化するため辛口になるが、カーネーション酵母はイソマルトースを残すため甘味を生む」(加藤教授)。ビフィズス菌を増やす働きもあり、機能性も優れているという。酒かすから作るアイスや飲む酢、スパークリングワインなども商品化した。

 研究室の大学院生、武内花菜子さん(22)は「甘口のお酒が好きな母にあげたら喜んでもらえたので、母の日に贈りたい」と笑顔を見せる。

日本農業新聞



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