イチゴ「まりひめ」 香港、台湾へ輸出 贈答需要狙い大粒果 和歌山県オリジナル品種(日本農業新聞)



 和歌山県は2018年度、県が育成したオリジナルのイチゴ品種「まりひめ」の輸出に乗り出す。県内のイチゴ生産量は全国でも少ないが、県は「食味が良く高値で販売されている。輸出で成功する可能性が高い」(食品流通課)と判断。贈答需要を狙い、現地の旧正月に合わせて香港や台湾向けに輸出する。

 「まりひめ」は県農業試験場が育成し、10年に品種登録された。果肉が赤色を帯び、甘味が強く、程よい酸味が特徴。17年度の栽培面積は14・7ヘクタールで、10年から約3倍に増えた。紀の川市を中心に県内全域で栽培が広がっている。

 「まりひめ」のうち、糖度9以上、果重35グラム以上の大玉果をプレミアム品「毬(まり)姫様」として販売する。県によると、48グラム以上(1箱9粒入り)の品は、東京の果実専門店で1箱1万2960円で販売された。「贈答用のあまおう、とちおとめなどと比べて見劣りしない」と同課。2月に東京で販売した際は、消費者やバイヤーからも食味の良さが好評だったという。

 輸出向けは、贈答需要を狙い大粒果を想定。旧正月を狙い、来年1月中・下旬から2月にかけ、香港や台湾の百貨店の果実売り場やスーパーでの販売を計画する。輸出量や輸出向けの産地は今後、検討する。

 同課は「香港はイチゴの輸入が多く、日本のイチゴが受け入れられやすい土壌がある。輸出を成功させ、ブランド力を高めたい」と意気込む。

 農水省の統計によると、17年度のイチゴの輸出量は約890トンで、輸出額は18億円。香港や台湾が多い。

日本農業新聞



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