「人と考え方が違う」のを恐れてはいけない(東洋経済オンライン)



 2014年3月、「ハフィントンポスト」のシニアライター、キャロリン・グレゴワールが書いた1つの記事が爆発的ヒットとなった。そのタイトルは「創造性の高い人がやっている18のこと」。クリエイティブ思考の人々と習慣を探ったこの記事は瞬く間にシェアされ、フェイスブックの「いいね!」は50万にも上った。

このことは、効率化や生産性向上ばかりが議論される時代において、創造性の重要性を改めて認識させる契機となったと言える。この記事の基となった研究を行っているペンシルベニア大学の心理学者、スコット・バリー・カウフマンとグレゴワールの新著『FUTURE INTELLIGENCE これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣』から、実際にクリエイティブ思考を持っている人たちの習慣をいくつか紹介しよう。

■偉業に不可欠な要素は? 

 クレイジーな人々がいる。厄介者、反逆者、トラブルメーカー。四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人々だ。

 ――1997年、アップルの広告

 アップルが1997年に展開した「Think Different.(物の見方を変えよう)」キャンペーンは、宣伝史上最もクリエイティブで、最も成功したコマーシャルの1つとして称賛されてきた。テレビCMでは、ガンジー、マーサ・グラハム、アルバート・アインシュタイン、アルフレッド・ヒッチコックなど、因習を打破した偉大な人々の白黒映像が次々に流れた。

 当時アップルの売り上げは低迷していたが、この刺激的なCMは、「アップルはイノベーションの拠点となって、クリエイティブ思考の人、独創的な思索家、テクノロジーをいち早く利用する人のための製品を作る」というメッセージを広く伝えることに成功した。

 そしてこのCMは、創造性とイノベーションの心理も語っている。すなわち、あらゆるタイプの偉業に不可欠な要素は、「人と違う考え方をする」ことなのだ。

 成功者たちはつねに、伝統的な考え方を拒み、標準と権威に挑み、トラブルを厭わず、最終的に真の変化への道を開いた。「わたしたちは信じている……人々はこの世界をより良いものに変えられるということを」。社内の会議でこのキャンペーンのアイデアを披露したときに、ジョブズはそう言った。

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