無責任なヤツほど出世する残念な職場の正体(東洋経済オンライン)



 無責任、嘘つき、上から目線――。

 「刑事訴追の恐れがあるのでお答えできません」の財務省文書改ざん問題に始まり、「胸触っていい? 腕しばっていい?」のセクハラ事件まで。

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 いったいこの国のエリート中のエリートたちは、どうなっているのか? いい大学を出て、入省するときには「日本を良くしよう! 国民のために働こう!」と高い志をもっていたはずなのに、いったいなぜ、こんなにも残念な言動を懲りもせず繰り返すのか。

 実に残念。本当に残念。残念としか言いようがない。だが、実はこれは財務省の話であって、財務省の話ではない。

■大組織の上層部には「無能」な人々が積み上げられる

 「階層社会では、大きな組織の上層部に立ち枯れた木々のように『無能』な人々が積み上げられている」

 “ピーターの法則”で知られる米国の階層社会学者、ローレンス・J・ピーター博士が指摘したとおり、人は出世をすればするほど無能になり、やがて組織の上層部は「立ち枯れた木々」だらけになっていく。

拙著『残念な職場――53の研究が明かすヤバい真実』でも紹介しているが、まずはちょっとしたテストをやってみて欲しい。

 以下のそれぞれの質問について、番号を一つ選んでください。

 Aに近いほど小さい数字、Bに近いほど大きい数字となる。

 Q1)あなたは上司と意見が対立したときどのように対処しますか? 

 A.あくまでも自分の意見を主張する

 1 2 3 4 5 6

 B.すぐ自分の意見をひっこめる

 などの計5問だ。

■出世を決める35要因を分析すると? 

 実はこれ、経営学者の清水龍瑩(しみず・りゅうえい)氏が「出世を決める要因」を探索する際に使った調査項目の一部である(「わが国大企業の中間管理者とその昇進」1984年)。

 先の5個の質問では、Q1=「積極性」、Q2=「昇進意欲」、Q3=「体力」、Q4=「楽観主義」、Q5=「几帳面」を聞いている。

 論文では他にも、「やる気」「競争心」「自己研鑽」「闘争心」「社交性」「運についての自信」「能力についての自信」「交渉力」「部下のモチベーション」「適応力」「指導力」「部下の能力開発」「協調性」「明るさ」「決断力」「計画力」「企画力」「批判精神」「柔軟な考え」「論理性」「忠誠心」「ゴマスリ」「ワークホリック」「頼りになる先輩」「上司に密着」「責任感」「忍耐力」「品位」「公平さ」「思いやり」の計35項目の質問が、SD法(6段階)で測定されている。

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