かざすだけ→成分検知 香り「見える化」 収穫適期 判断指標に 豊橋技術科学大学など(日本農業新聞)



 豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)など六つの機関でつくるコンソーシアム(共同事業体)は、食品などの香りをグラフで「見える化」するシステムを開発した。香りのもとになっている複数のガスを検知し、香りのパターンを五つの軸のグラフで示す。「かおりカメラ」と名付けた。うまくいけば、果実の収穫適期や食品の劣化を判断する指標に使えるという。

 同大学の澤田和明教授によると、人は複数の香り成分ガスが混ざり合ったものを一つの香りとして認識する。このため、香りをデータにするにはガスのバランスを調べる必要がある。

 かおりカメラは、ガスを吸着する特殊な膜をセットしたセンサーチップで香気を測定。香気が通ると、瞬時にスマートフォンやパソコンの画面に香りをグラフの形で表示する。パターンを照らし合わせることで、香りの類似性が確認できる。

 澤田教授によると、うまく使えば果実の収穫適期や、品種ごとの違いなどを「見える化」できるという。人の感覚に左右される酒類の発酵や食品劣化の程度の判断基準にもなる。人の呼気から病気を調べるなど、医療分野での利用も見込まれている。

 今後は、香りパターンのデータベース作成を進めていく考えだ。

日本農業新聞



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