菊類の低迷続く 前年比22%安 墓参り需要鈍い(日本農業新聞)



 大型連休の墓参りシーズンを迎えたが、仏花の菊類の相場が低迷している。2日の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1本31円(前年比22%安)で、過去5年間で最安値となった。今年は連休期間が長く、行楽に出かける消費者が多いため、墓参り向けの売れ行きが鈍い。3日以降に悪天候が見込まれ、生花店は客足の落ち込みを懸念して仕入れを抑えている。卸売会社は「連休明けも取引はもちあい」と見通す。

 同日の日農平均価格は、輪菊が1本34円で前年比28%安、小菊は22円で15%安、スプレイ菊は39円で15%安と、軒並み前年を割り込んだ。入荷は決して潤沢ではないものの、卸売会社は「例年なら4月末から仏花として引き合いが強まるが、今年は需要が鈍い」と指摘。東京都内の仲卸業者も「連休後半は雨の予報があり、転送需要も弱い」と話す。

 好天続きで出荷は順調だ。輪菊とスプレイ菊の主力産地のJAあいち経済連は「2L級など上位等級品中心の出荷が続いている」と話す。

 一方、沖縄産の小菊も生育は良好だが、「輸送費の高騰もあり、出荷を2割近く抑えている」(県花卉=かき=園芸農協)とし、出回りはやや減っている。

 大型連休明けも菊類は安定入荷が続く見込み。卸売会社は「需要のヤマ場もなく、低調な取引が続く」とみる。

日本農業新聞



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