パレット輸送実証 積み荷時間3割減 来月以降推進協(日本農業新聞)



 産地と物流業者などが連携し、農産物のパレット輸送導入により、積み荷時間の30%削減を目指す実証実験に取り組む。トラックの運転手不足を受け、流通時の荷役負担を軽減するため、統一パレットを使用、従来の手積みや手降ろしの輸送に比べた省力効果を明らかにする。5月以降に推進協議会を立ち上げ、2020年度末までに削減目標の達成を目指す。

 農水省と経済産業省、国土交通省でつくる農産品物流対策関係省庁連絡会議が、産地から消費地まで一貫したパレチゼーションの普及へ、協議会設立を決めた。

 実証実験では、輸送の一般的な規格とされる1・1メートル四方のプラスチック製パレットに、移動情報を記録する電子タグを付けた統一パレットを使う。遠隔地で統一パレットの使用が可能な産地をモデルとし、卸、小売り、パレットレンタル会社へと循環させる。記録を把握、管理することで輸送にかかる時間の省力化や、パレット回収率の向上につなげる。

 連絡会議によると、農水産物はトラックドライバーの拘束時間が平均約12時間半と、工業製品など他の品目に比べ、その長さが際立つ。一方で積載効率が下がることを危惧し、依然として手積み、手降ろしを続けようとする動きがある。

 農水省は「ドライバー不足が深刻化している状況の改善に、現場から声を上げる必要がある。パレットを使用した効果を探り、利用者の拡大を目指す」(食料産業局)と説明する。

 同省は、協議会の事業実施者の公募を5月10日まで受け付けている。

日本農業新聞



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