スイカ 夏日続き販売好調 5年間で最高値 GWに商戦活発(日本農業新聞)



 スイカの販売が好調だ。4月中旬の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は、大玉スイカが1キロ309円、小玉スイカが1キロ497円と、共に過去5年間で最も高い。4月に入って早くも夏日が続き、小売りの売り込みが活発なためだ。商戦がヤマ場となるゴールデンウイーク(GW)を過ぎても引き合いは強い見込み。卸売会社は「各産地とも本格的に増量するが、荷動きは良さそうだ」と見通す。

 今シーズンは作付けの減少や冬の低温による生育遅れが影響し、出始めの2月から高値基調で推移。今月から出回りは増えてきたが、需要の高まりで好調な販売が続く。

 東京都中央卸売市場大田市場では24日、大玉スイカは熊本産1ケース(15キロ・相対・中値)が4536円と前年同日比648円高、小玉スイカは茨城産1ケース(8キロ・相対・中値)が3888円と108円高で取引された。卸売会社は「スーパーの売り込みが昨年より早い。かんきつなど競合する国産果実が少ないことも追い風」とみる。

 首都圏のスーパーは、大玉スイカの8分の1カットを498円(税別)、ブロックにカットした物を1パック298~398円で販売。「例年より1週間ほど早く、20日頃から売り場を広げた。陽気でスイカ全体の売り上げは昨年より8割多い」と話す。小玉スイカは1個1280円で、「まだ手軽なカット物が人気。大型連休は平台に並べて売り込む」と話す。

 大玉スイカは出回りが少なめで、相場を押し上げる一因だ。主産地のJA熊本経済連によると、現在の1日当たり出荷量は1万7000ケース(1ケース15キロ)で前年より1割弱少ない。「作付の減少分が響いた」とみる。ただ、好天でL、2L級中心と肥大が進み、「ピークの5月前半の出荷量は平年並み」と見込む。

 小玉スイカ産地のJA全農いばらきによると、現在の1日当たり出荷量は2000~3000ケース(1ケース8キロ)と前年並み。「大玉傾向で、5月後半の最盛期に向けて増量が続く」とみる。

日本農業新聞



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