皮ごとパクッ 独自の凍結解凍技術 寒さ・病害虫に強い ともいきBIO(日本農業新聞)



 種苗の研究開発や培養を手掛ける、ともいきBIO(バイオ)は18日、独自の凍結解凍技術で育苗し、国内で栽培できるバナナを開発したと発表した。寒さと病害虫に強く、鹿児島県で栽培が始まっており、糖度が高く無農薬のため「皮まで食べられるバナナ」として限定販売する。

 国内でのバナナ栽培は、沖縄県など温暖な地域に限られていた。同社が開発した「凍結解凍覚醒法」を使って育苗したバナナ苗は、氷点下17度まで耐えられる。温帯地域で栽培でき、定植から収穫までの期間は約9カ月で、通常のバナナの半分以下。病害虫にも強く、田中節三代表は「一度凍らせることでバナナ本来の生命力が現れるのでは」と話す。

 世界ではバナナの木を枯らす「新パナマ病」が広がり、フィリピンなどの産地では生産量の減少が懸念されている。田中代表は「耕作放棄地を活用して鹿児島を拠点に、全国でバナナ生産を目指す」と意気込む。開発した技術はパパイアやカカオなどでも効果を確認し、他の熱帯作物の生産も期待できる。

 生産したバナナは、三重県伊勢市の伊勢安土桃山城下街内の売店やホームページで購入できる。

日本農業新聞



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