年収500万円で「億り人」になる地味な方法(東洋経済オンライン)



 私はこれまで30年近く、累計15万人以上のサラリーマンの資産形成のお手伝いをしてきました。この経験からわかっていることがあります。それは、ごく平均的な収入のサラリーマンでも、在職中に億単位の資産を築いた「億り人」(トレードだけでなくひろく投資全般で築いたという意味で)が少なくない、ということです。

■億万長者への種銭は「社内の預金制度」で作る

 「まさか!」と思われるかもしれませんが、これは事実です。それも親の遺産を相続したという類の話ではありません。億まではいかなくても、数千万円の資産形成をした人であれば、相当数存在します。年収500万円の人でも「その資格」は十分あります。そんな人たちに共通するのは以下の3つの鉄則です。

 1)若いうちから給与天引きを行っていた

 2)会社の制度をできるかぎり利用した

 3)継続的に投資を行っていた

 今回は、上記のうち1と2、特に意外と知られていない「有利な会社の制度」の活用についてお話ししたいと思います。

 まず、「給与天引き」は、多くの人にとって資産形成のベストな手段といえます。この方法についてもう少し掘り下げてみましょう。資産形成の基本は、手もとのおカネを楽しみのために消費せず、将来のために蓄えることです。この基本が大切なのは誰もがわかっていますが、言うは易く行うは難(かた)しなのです。人間、無理をすることは続きません。ですから、「最も無理せずおカネを蓄えられる方法」が、給与天引きなのです。

 給与天引きというと、多くの人は「そんなことか」と思うかもしれません。でも、最近流行の行動経済学でも、この給与天引きは極めて合理的なやり方だといわれています。

 メンタルアカウンティングといって、心の中にはいくつもの会計勘定が別々に存在します。欲しいものを我慢しておカネを蓄えるのは、人間の自然な感情に反することです。そこであらかじめおカネを見えなくしておく、つまり最初から蓄えるべき分を天引きしておけば、それは別勘定として最初からなかったものになります。

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