三井デザインテック、内装施工で2割計画 女性管理職拡大 現場を円滑化(SankeiBiz)



 三井デザインテックは、女性社員の登用を積極化する。具体的には、マンションのモデルルームやホテルなどの内装施工現場でマネジメントに携わる管理者の女性比率を拡大。現時点の管理者の全体数は60人弱で女性比率は1割強だが、2021年までに2割へと伸ばす考えだ。また、4月からはデザイナーで構成される部署で女性管理職を初めて起用した。こうした取り組みによってキャリアビジョンを明確化、女性が活躍しやすい職場の整備を後押ししていく。

 管理者の女性比率を高める主な理由について、渋谷忠彦社長は「きめ細かな配慮を行うためコミュニケーションを取りやすく、現場がソフトな雰囲気に包まれるから」と話す。

 これに伴い、女性の工事担当者が働きやすくなるように作業着もリニューアルした。試着などを通じ細かな部分まで意見を反映させた点が特徴で、現場からは「希望通りのものになってうれしい」「女性らしいシルエットの作業着で、とても着心地が良く満足している」といった声が届いているという。

 一方、女性が全体の3分の2を占めているデザイナー部署では女性の管理職が誕生した。

 空間設計を行うデザイナー職は女性目線が重要な役割を果たしている。例えばホテルの場合、女性の利用客増を意識したコンセプトづくりが必要となり、時にはシャンプーなどアメニティーグッズの選択にまで踏み込むケースがあるからだ。女性が購入の主導権を握るマンションも同様の傾向が強い。

 こうした状況を踏まえると、女性活躍の場がさらに広がることが必至であるため、2人の女性デザイナーを管理職に登用した。このうちの一人がデザインマネジメント部デザイン第3チームデザインディレクターの山野奈緒さん。ゼネコン(総合建設会社)で女性現場監督として活躍した経歴がある、7歳と4歳の子を持つ母でもある。

 同社は子供が小学校3年生まで取得可能な時短出勤や、3歳まで延長できる育児休暇など各種制度を導入している。こうした中、山野さんは「結婚・出産を経ても『キャリアアップを果たす』と頑張ることができる社員を一人でも増やしていけるような、モデルケースになりたい」と意欲を示している。

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