47歳「貯金ゼロ女医シングルマザー」の苦悩(東洋経済オンライン)



 いきなりで恐縮ですが読者の皆さんはお一人ですか?  それとも既婚などの組に入りますか?  ほかでもありません。離婚は今や珍しくない時代になりました。厚生労働省の「平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況」によると、同年の婚姻件数62万531組に対して、離婚件数21万6798組(同年調査)。同じ年に結婚してすぐに別れるということではありませんが、「3組に1組が離婚」という言い方も、あながち間違いではありません。

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 互いに経済力があれば、我慢して嫌な相手と一緒にいるよりも離婚して新しい人生を生きるほうが幸福度は高そうです。しかし、離婚にはおカネの問題がつきものです。ファイナンシャルプランナーである私のところにも、離婚した女性からのご相談はかなりの件数に上ります。十分な財産分与を得た場合も、そうでない場合も、早めに今後の家計の見通しを立てることが大切です。

■480万円払い「71歳から総額629万円」の保険はおトク? 

 今回のご相談者は、シングルマザーとなった女性医師、大竹史織さん(仮名、47歳)です。現在、4歳のお嬢さんと2人暮らしですが、数年前に体調を崩したこともあり、週に3~4日勤務をする状況です。別れた夫からの養育費は月6万円。しかしそれを入れても、現在の手取り年収は400万円、貯蓄は残念ながらゼロです。昨年、史織さんは、将来の不安から、別のファイナンシャルプランナーに相談に行ったところ、個人年金保険を勧められ、現在、保険料を毎年48万円支払っています。この個人年金は正しい選択だったのでしょうか。史織さんは今後どのように貯蓄をしていけばいいのでしょう。

 史織さん:「個人年金保険は、『おカネが貯まるから、学費のための貯蓄と思えばよい』と言われて入ったのですが、岩城さんの東洋経済オンラインの連載を読んで、保険期間中はずっと元本割れをしていることやコストが高いことを知り、この選択が正しかったのかどうかわからなくなりました。それでいろいろ相談しようと思いまして。

 岩城:この保険は、保険料払込期間10年で払込保険料総額は480万円、71歳から15年間、総額約629万6000円の年金が受け取れるものですね。確かに一見、返戻率が良いように見えますね。でも、必ずしもおトクだとはいえないと思います。

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