国内初展示も スバルがコンセプトカーを集めた理由(日経トレンディネット)



 スバルが恵比寿にあるショールーム「スバル スター スクエア」で、展示イベント「SUBARU DESIGN MUSEUM ~進化する、SUBARU独自のデザインの現場展~」を、2018年3月30日から4月7日までの9日間限定で開催した。会場は普段、スバルの最新ラインアップが気軽に見学できる展示場だが、期間中は歴代の新世代スバルのデザインの方向性を示すコンセプトカー「VIZIV(Vision for Innovation)」シリーズ5台のみを展示。同社がコンセプトカーだけを集めた展示をするのは初めてであり、VIZIVシリーズが一挙に見られる機会ともあって、多くのスバルファンが足を運んだ。

【関連画像】「SUBARU VIZIV TOURER CONCEPT」。将来のツアラーコンセプトとして提案されたもの

なぜ、スバルはコンセプトカーばかりの展示をしたのか

 なぜ今回、スバルはコンセプトカーばかりの展示をしたのか。

 一つには前身となる飛行機研究所の設立から昨年で100周年を迎えたことが挙げられる。同社のクルマづくりの特徴の一つに、乗員の安全性を重視するといった飛行機の設計思想を取り入れていることがあり、この思想はユーザー全体の約20%を占める“ライフアクティブ層”に愛されてきたという。

 また米国のスバルユーザーは全体の98%が1台のスバル車に10年以上乗り、さらにリピーターにもなる。石井守デザイン部長は、「いたずらに流行を追ったりせず、独自の機能美を大切にしてきたからこそ米国で受け入れられ、リーマンショック時には他社が軒並み販売台数を落とす中、ほとんど影響を受けなかった」と根強いファンに支えられてきたことを明かす。こうしたユーザーが求めるのは新しくも“変わらないスバルらしいデザイン”だ。

 もう一つ、主要車種へと発展するさまざまなボディータイプのコンセプトカーが出そろったタイミングであることも今回の展示に関係している。新型インプレッサ以降、スバルのデザインも生まれ変わったが、その方向性を示すVISIVシリーズは、先日発表された「VISIV TOURER CONCEPT」で一通り出そろった。とはいえ、国内ではしばらくコンセプトカーを見てもらう展示会などがないため、あえてここで披露したという面があるわけだ。

 次ページからは今回並んだコンセプトカーを具体的に見ていこう。

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