大王製紙、生産設備1機停止 洋紙の需要減続く 業界再編の動きも(SankeiBiz)



 大王製紙は11日、三島工場(愛媛県四国中央市)の生産設備1機を停止したと発表した。洋紙の需要減少が続いているため。製紙大手では日本製紙も一部設備の停止を計画するなど、業界全体で生産縮小の動きが加速している。

 大王製紙が停止したのは、チラシなどに使う塗工紙の原紙を作る抄紙機。三島工場に13機ある抄紙機の1機で、1日あたりの生産能力は190トン。需要減で稼働率低下が見込まれていたという。

 製紙大手では、日本製紙も塗工紙の表面をコーティングする設備を5月末に秋田工場(秋田市)と石巻工場(宮城県石巻市)で1機ずつ停止する計画。また、7月末には段ボール原紙や新聞用紙を生産する岩手県の子会社が全事業を停止する。このほか、中越パルプ工業は富山県高岡市の二塚製造部で、新聞用紙などを生産する抄紙機を3月末に1機停止し、規模が大きいもう1機の設備に生産を集約した。同社による抄紙機の停止は7年ぶりという。

 日本製紙連合会によると、2018年の輸入を含む紙の国内需要は1438万5000トンと、12年連続で前年を割り込む見通し。新聞や雑誌をスマートフォンで読む人が増加。企業が紙の使用を減らしていることも逆風となっている。このため生産縮小だけでなく、王子ホールディングスが三菱製紙に33%を出資することを決めるなど、業界再編の動きも加速しつつある。

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