LINE出澤社長「次の成長エンジンはこれだ」(東洋経済オンライン)



国内でほかのメッセンジャーアプリを寄せつけない地位を確立したLINE。同社は最近、アプリのタブに「ウォレット」を加えた。この中には”お財布”機能として、スマートフォン決済サービスの「LINEペイ」やユーザー間送金サービスなどがまとめられている。狙いはどこにあるのか、同社の出澤剛社長に聞いた。

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■「M&Aを加速させる」

 ――最近、さまざまな新サービスを投入しています。

 柱の広告事業が引き続き好調なのに加え、ここ1年ほどはネット通販(EC)の「LINEショッピング」、出前の「LINEデリマ」など、大型の新サービスをいくつか投入している。中でも大きいのがAI(人工知能)関連だ。音声アシスタントの「クローバ」を搭載した独自のスピーカー端末を世に出すことができた。

 2017年の後半からは、投資サービスを開発する「フォリオ」、動画広告プラットフォームを運営する「ファイブ」、シェア自転車事業を手掛ける「モバイク・ジャパン」など、M&A(企業の合併・買収)や出資も積極化させている。若くて勢いのある会社とチームを築けるのは非常にうれしいことだ。

 ――M&Aや出資の相手選びは、どのような基準で行っていますか? 

 1つはファイブのように、LINEのコアである広告事業の強化につながるものであること。もう1つは会社として戦略的に大きく張っていく分野であるということで、フィンテック領域のフォリオがそうだ。

 2016年の上場前に比べると、成長のために使える手段やおカネは増えた。M&Aも非常に有効なツール。これを活用しながら全体の成長を加速させていきたい。

 ――フォリオはまだベータ版サービスしか提供していない段階ですが、出資に踏み切った理由は何でしょうか? 

 経営陣の考え方がわれわれととても似ていると感じた。LINEアプリは毎日のコミュニケーションのあり方を変革してきた。フォリオも証券、株式投資の領域で今あるプロセスを踏襲するのではなく、利用者からどんなものが求められているかを徹底的に見つめて、新しいサービスを作っている。

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