最新版! 「新・企業力ランキング」トップ300社(東洋経済オンライン)



 財務面での企業の真の力を探る「新・企業力ランキング」。成長性、収益性、安全性、規模の4つの観点から、それぞれの財務指標(3年平均)を用い相対評価(多変量解析の主成分分析による)。各得点を合計して作成した。

 12回目となる今回も、ランキング対象は2017年9月1日時点で上場している一般事業会社(銀行、証券・先物、保険、その他金融は除く)の財務データが取得可能な3431社とした。

■首位は昨年2位のヤフー

 ランキング1位は昨年2位のヤフー。総合得点は3766点。成長性931点、収益性835点、安全性1000点、規模1000点という内訳だ。2015年8月にアスクルを完全子会社化し、売上高営業利益率、ROAなどの利益率指標は低下。収益性(835点)は2015年928点、2016年879点と2年間で100点近くダウンした。

 しかし、2017年3月期の売上高は8537億円と2015年4284億円から倍増。情報・通信業で、日本を代表する会社の一つとなり規模得点も1000点となった。自己資本比率も低下気味だが、依然2017年3月期で60.7%と安全性は高い。

 『会社四季報』2018年2集春号によると、2018年3月期の売上高は9220億円で1兆円企業も目前となった。ただし、利益率などはかつての圧倒的な高さではなく安定成長の時期に入ってきたと言えそう。IT技術を活用した社会課題解決にも積極的で幅広いステークホルダーから信頼される大手企業として風格が増してきている。

 2位は昨年5位から上がったキーエンス(3718点)。FAセンサーなど検出・計測制御機器大手の同社は、生産は国内の他社工場などに任せる「ファブレス企業」の代表格。成長性861点、収益性857点、安全性1000点、規模1000点と安全性、規模に加えて成長性、収益性の高さで2位まで浮上した。

 同社は無借金経営で安全性の高さが際立つ。さらに、ここ数年、変則決算で若干わかりにくいものの売り上げも大きく増加。2018年3月期は5000億円を見込む。利益水準も高く営業利益率も50%を超えている。

 このように業績は申し分なく、株価は最近5年間ほぼ右肩上がりに推移。成長性の期待からか、ESG(環境・社会・ガバナンス)の情報開示はほとんどないにもかかわらず、開示情報から評価するというESGインデックス銘柄に選ばれたりもしている。インデックス作成会社も批判覚悟で組み込みたくなる銘柄のようだ。

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