塩原温泉郷の温泉旅館「秀山閣 佐か茂登」を経営していたホテルさかもと、事業を停止し破産申請へ(帝国データバンク)



 (有)ホテルさかもと(TDB企業コード:240478275、資本金300万円、栃木県那須塩原市塩原684、代表手塚秀男氏、従業員2名)は、2月13日に事業を停止し、事後処理を塚越敏夫弁護士(東京都千代田区麹町1-6-2、大原法律事務所、電話03-3239-1311)に一任、破産手続きの準備に入った。

 当社は、1951年(昭和26年)2月設立の温泉旅館経営業者。栃木県内屈指の温泉観光地として知られる塩原温泉郷の中心街に位置し、「秀山閣 佐か茂登」の屋号で温泉旅館を経営していた。客室21室、収容客数90名と当地では中堅規模であり、源泉を有していたことを強みに、ゴルフ客やスキー客などを中心とした集客があった。

 しかし、50年代に新築した建物を使用していたこともあって設備全体が古く、大手旅館と比較して劣勢となるなか、東日本大震災が発生。以降は風評被害の影響もあって、集客は低迷していた。一方、78年に増築工事を行うなど、数回にわたる建物の増改築や設備投資を金融負債で賄ったことが、収益面に大きく影響していた。この間、赤字決算が続いたことで財務内容は大幅な債務超過状態に陥り、資金繰りが多忙を極めていたなか、2月13日には事業を停止、今回の事態となった。

 負債は約1億1000万円。

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