“南国の味”ゴーヤーに続け 青パパイア ブームの予感 給食 お目見え 地場産で静岡県松崎町(日本農業新聞)



 沖縄やタイなど東南アジアでよく食べられる「青パパイア」が、全国的に密かな人気となっている。静岡県では給食に導入する学校も登場し、関東では外食産業が話題の商品として扱う。炒めて良し、焼いて良しと何にでも合う使いやすさや、タンパク質分解酵素を多く含むヘルシーさが受けて、料理レシピサイトでも検索数は年々増加傾向にある。今や全国的な定番食材となったニガウリ(ゴーヤー)に続く南国の味となるか――。

 南国食材の青パパイヤが学校給食に登場した。松崎町の幼稚園、小・中学校の給食に17日、同町産の青パパイアを使ったカレーが初めてお目見え。「青パパイアを知ってほしい」との生産者の思いを受けて、地元のJA伊豆太陽販売課が町の学校給食センターに声を掛けて実現。子どもにおいしさを訴え、認知度向上を狙う。

 JA管内では昨年から青パパイアの栽培が始まった。花農家の河浦輝雄さん(77)が、子どもたちに南国の植物を見せてあげたいとの思いで植えたのがきっかけ。生産するのは、調理用品種の「沖テング」と「甘泉」の2種類。苗を沖縄県から取り寄せ、150本を露地で栽培。9月から12月上旬まで、約4500個の収穫を見込む。

 給食では「甘泉」約18キロを使用し、470食分のカレーを調理。河浦さんが町立松崎小学校を訪れ、児童と一緒に食べた。浅賀唯さん(11)は「柔らかくておいしい」と笑顔を見せた。

 河浦さんは、栽培のきっかけや栄養面での魅力などを紹介。「青パパイアを食べて元気に大きくなって」と、児童に呼び掛けた。

 同JAは16日から、JA全農が運営するインターネットの農産物販売サイト「JAタウン」でも、青パパイアの販売を始めた。

天丼チェーンメニュー化も

 テンコーポレーションが展開する天丼チェーン「天丼てんや」は「広島県尾道産 青パパイヤの天ぷら」(2枚、100円)を9、10月の期間限定で売り込んだ。尾道市で休耕地を利用して栽培する生産者からの紹介がきっかけだった。

 「揚げてみると甘くておいしく、ご飯に合う。スーパーでもなかなか売っておらず、希少価値があると思った」と同社。サツマイモの天ぷらに似た、ほのかな甘さが特徴。気軽に1品追加できる単品メニューとして商品化した。

 関東地区の直営店や広島地区のフランチャイズ店で提供したところ、「てんやに行くと青パパイアが食べられる」「天ぷらは初めて」など、反響があったという。「珍しいものを食べたと、インターネット交流サイト(SNS)で紹介する人が多く話題になった」(同社広報)という。

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