GM繭 世界初出荷 インテリア素材に 前橋市の農家(日本農業新聞)



 前橋市の養蚕農家が1日、「緑色蛍光シルク」を作る遺伝子組み換え(GM)蚕の繭を世界で初めて出荷した。13日に長野県岡谷市の宮坂製糸所に送り、生糸は帯や着物などを企画・販売する京都市の細尾が全量を買い上げ、インテリア素材として商品化する予定だ。

 緑色蛍光シルクは自然光で緑色に光り、青い発光ダイオード(LED)の光を当てると緑色がさらに濃くなる特性があり、衣服やインテリアなどの分野での活用が期待されている。

 県育成の「ぐんま200」にGM蚕の遺伝子を組み込み、大型化を図った。1・7グラムほどになったが晩秋繭の約2グラムに比べるとまだ小さいという。普通の繭のように80~100度で乾燥させると、緑色タンパク質が壊れてしまうため、60度以下で繭を乾燥できる岡谷市の製糸所に依頼した。県は12万頭から計160キロの繭が取れると予想したが、16キロ以上多かった。

 技術センターの須関浩文所長は「付加価値の高い蚕糸業の新たな展開が期待でき、養蚕農家の所得向上につなげたい」と喜びを語った。県は「最先端技術を利用し、新たな産業を創出したい」としている。

日本農業新聞



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