岡山県の障害者就労支援施設を運営、「幸せのパン工房」「晴れの国市場」などを開設しているフィルが事業を停止し自己破産申請へ(帝国データバンク)



 (株)フィル(TDB企業コード:397011473、資本金950万円、岡山県倉敷市真備町有井94、登記面=岡山県倉敷市真備町川辺117-1、代表岡本健治氏、従業員260名)は、3月15日に事業を停止し、事後処理を莖田信之弁護士(岡山県倉敷市平田628-2、大熊・莖田法律事務所、電話086-423-0555)ほか3名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、2013年(平成25年)12月に設立された障害者就労支援施設の運営業者。2014年2月に、しあわせ工房「幸せのパン工房」「しあわせ工房岡田事業所」を開設して、パンの製造小売や内職などの軽作業を中心とした事業を開始した後、2015年11月に「しあわせ工房有井事業所・有井第二事業所」、同年12月に「しあわせ工房福山事業所」を相次いで開設して、不動産物件情報や会計データの入力なども手がけていた。また、2017年8月には岡山市中区に「晴れの国市場」を開設して農産物の生産・小売りを開始して障害者の就業支援を積極的に進めてきた。

 しかし、設備資金や送迎費、社会保険費用などの負担が重く、事業収益だけでは障害者へ賃金を賄うことができず、助成金や補助金に依存していた。このため、3つの施設を閉鎖して内部合理化を図ってきたが、軽作業が中心の業務では受注単価を引き上げることは難しく、収益改善に向けた抜本的な計画を立てることができず、ついに行き詰まった。

 負債は、約6億円が見込まれるがさらに膨らむ可能性がある。

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