明治時代から動物園や水族館向けの動物を取り扱う有竹鳥獣店が破産(帝国データバンク)



ホッキョクグマやキリンなど鳥獣売買、近年はワシントン条約などの規制も厳しかった

 (株)有竹鳥獣店(TDB企業コード:980689406、資本金2200万円、東京都大田区東糀谷4-9-13、登記面=東京都中央区日本橋本町4-3-4、代表有竹隆雄氏)は、2月23日に東京地裁へ自己破産を申請、同月28日に破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は井出ゆり弁護士(東京都港区元赤坂1-2-7、アンダーソン・毛利・友常法律事務所、電話03-6894-1075)。

 当社は、1908年(明治41年)創業、53年(昭和28年)10月に法人改組された。業歴100年を超える鳥獣売買業者で、動物園、水族館向けの観賞用動物、哺乳類、爬虫類、鳥類等の卸を手がけていた。明治時代から動物の手当てを行い、世界各国に調達のパイプを持つ老舗として業界内では著名であり、特にキリン、ペンギン、アシカなどに強みを持ち、2011年10月期には年売上高約3億100万円を計上していた。

 しかし、近年はワシントン条約などの規制が厳しく、国内の動物園、水族館が飽和状態にあるため新設による需要も見込めず、既存施設の予算も限られるなかで厳しい経営環境となっていた。中国、韓国、台湾などへの輸出に注力したものの、業況の改善には至らなかった。2016年10月期の年売上高は約5000万円にまで減少、債務超過に陥っていた。今年2月までに事業を停止し、今回の措置となった。

 負債は債権者約70名に対し約3億円。

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