AKB48「大西桃香」、動画配信で覚醒した612日(東洋経済オンライン)



11/11(日) 5:50配信

東洋経済オンライン

2年前までAKB48のチーム8メンバー、大西桃香さんの名を知る人は、はっきり言って少なかった。
しかし、動画配信アプリ「SHOWROOM」で毎朝5時半に配信を始めてから、大西さんの知名度はグングン急上昇していく。そうして2つの夢を叶えるまでの道程とはどんなであったか。知られざるシンデレラ・ストーリーをお届けする。

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■きっかけはファンからの書き込み

 今から2年前、2016年11月のある日だ。すでにAKB48のチーム8メンバーになっていた大西さんは、奈良の地元で友人とご飯を食べていた。が、気の置けない友人との楽しい時間は、SNSアプリ「755」によって中断された。大西さんのアカウントに、「今日からSHOWROOMが解禁になったって」と、ファンからの書き込みがあったのだ。それを目にした大西さんは、友人に「ちょっとごめん」と謝り、速足で自宅に向かった。

 大西さんはSHOWROOMが解禁になるとは聞いていなかった。本当に解禁されたのかを知りたい。自宅に着くと、すぐにスタッフに電話をかけたものの、つながらない。コールバックを待っている間、その年の夏の出来事を思い出していた。

 SHOWROOMとは誰でも無料で歌やパフォーマンスなどの動画を配信できるサービスだ。アプリのダウンロード数は320万超。コメントなどを通して閲覧者と交流できるのが特徴で、プロからアマまで幅広い配信者が集う。AKB48でも、その年の夏に開催されたメンバーの加藤玲奈さんのイベント「れなっち総選挙」で、SHOWROOMが使用されていた。

 その際には、ほかのメンバーのアカウントも開設されたが、チーム8のメンバーに関してはスタッフがいる場所でしか配信できない、という制約があった。大西さんは奈良在住で、スタッフが近くにいる環境ではないため、配信したくてもできない。ほかのメンバーの配信を眺めて、「うらやましいな」と思っている間に、イベントは終了した。

 大西さんがチーム8のオーディションに合格し、AKB48に加わったのが2014年である。振り返ってみれば、それからの2年間も、「うらやましいな」の連続だった。中学生のころからAKB48のファンであり、好きが高じて受けたオーディションで、本人も驚くまさかの合格。しかし、憧れのアイドルの世界は、甘くなかった。

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