最多動員のプロ野球、球団をどう変革するか(東洋経済オンライン)



10/19(金) 5:10配信

東洋経済オンライン

 今シーズンもセ・パ両リーグともペナントレースが終わり、クライマックスシリーズでの熱戦が繰り広げられている。10月27日から始まる日本シリーズを前に野球ファンにとっては目が離せない戦いが続いている。

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 10月13日に2018年のセ・パ公式戦全日程が終了し、入場者数は史上最多を更新した。

■公式戦の入場者数は過去最高

 今年の夏は自然災害に見舞われる事態もあったものの、NPBの統計データによれば、全858試合で入場者数は2555万0719人で1試合平均は3万人に迫る2万9779人だった。

 リーグ別に見れば、セ・リーグの入場者数が昨年比で1.5%増の1423万5573人で1試合平均3万3183人。パ・リーグが同1.8%増の1131万5146人で1試合あたり2万6376人となった。

 増加率で見れば、パ・リーグの方がやや多いが、セ・リーグに対して約8割の入場者数の水準にとどまっている。

 もちろん、パ・リーグ球団も、試合入場者数の増加に向けてそれぞれの方法で取り組んでいる。各球団にとって、試合入場者数は持続的運営を実現するために必要な入場料収入の増加を図るうえで最も重要な指標だ。

 パ・リーグ6球団共同出資で設立されたマーケティング会社であるパシフィックリーグマーケティング(以下、PLM)もファン層拡大に取り組んでいるが、その活動は必ずしも試合入場者数にこだわるものではない。

 同社は2007年に設立され、公式ライブ動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」など6球団主催試合のインターネット放映権販売や6球団共同プロモーションの企画・実施管理などの「マーケティングサービス」「コンサルティングサービス」「共同権利の協賛・ライセンスサービス」、そして「人材組織マネジメント事業」など、パ・リーグの振興を目的とする幅広い事業を展開している。

 最近の新しい取り組みとしては、PLMは埼玉西武ライオンズと連携して、今春に「丸の内朝大学」という市民大学で講座を開講した。「野球の魅力再発見クラス」というこの講座の中で、プロ野球ファンとのコミュニケーション促進とファン層拡大の新たなヒントを得るという狙いがライオンズにもあったという。

 PLMは球場に足を運ぶ熱心なファンの獲得はもとより、ライトなファンの拡大を目指すことがミッションである。

 ライトなファンも将来は球場へ足を運ぶようになる可能性もあり、パ・リーグにとって幅広いファンの獲得は重要な課題だ。

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