食品のカロリーばかりを気にする人が陥る罠(東洋経済オンライン)



8/11(土) 8:00配信

東洋経済オンライン

 健康やダイエットに配慮して食べ物を選ぼうとするとき、多くの人が意識しているのは「エネルギー量(カロリー)」ではないでしょうか。

 健康的な食事や、やせる食事というと「カロリー」をベースに考えられているものが多く、「低カロリー」「カロリーオフ」といったうたい文句の商品や広告をよく目にします。そのせいか、われわれの頭のなかには「ダイエットに最適な方法はカロリー管理」「カロリーが高い=悪」といった印象が刷り込まれています。

■カロリーを気にする人ほど不健康になる? 

 健康的な食生活のための1つのアプローチとして、摂取するカロリーを管理することはもちろん有効です。またカロリーで1日や1食の摂取エネルギーを把握することは、普段忙しいビジネスパーソンにとっても簡単な方法であり、だからこそ世の中でも浸透しているともいえます。

ただ、拙著『MBA式 健康防衛』でも触れていますが、カロリーが「高い」「低い」という視点だけを食品選びの判断基準にしてしまうと、食事内容、すなわち栄養素への意識がおろそかになる可能性があります。

 たとえば、ごはんなどの主食を減らしてカロリーを制限した分、サラダに置き換えようとして、ポテトサラダや春雨サラダを選んだりしていませんか?  どちらも原材料にでんぷんの多いイモを含むため、たくさんの糖質を摂取してしまうことになります。

 また、ダイエット中は油分の多い洋菓子よりカロリーが低めの和菓子を選ぶ人が多いですが、これもリスクになる可能性があります。和菓子の甘さは砂糖によるものであり、また餅や、小豆から作られるあんこにはでんぷんが多く含まれていて、これまた糖質が高いということになります。

 糖質のとりすぎは糖尿病などのリスクになることは言うまでもありませんし、糖質と並ぶ五大栄養素であるタンパク質と脂質、ビタミン、ミネラルもバランスよく食べないと、食べたものが適切に燃焼(消費)されなかったり、筋肉が落ちてしまったりと、ダイエットにも逆に悪影響を与えかねません。カロリーの数字を意識するあまり、栄養バランスが崩れてしまって痛い目にあったダイエット経験者も多いのではないでしょうか。

■ビジネスパーソンが陥りがちな食事パターンとは? 

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