休日に動かない人ほど疲れが取れないワケ(東洋経済オンライン)



6/15(金) 7:30配信

東洋経済オンライン

日常的に忙しい日本人ビジネスパーソンの中には、慢性的な疲れを感じている人も少なくないでしょう。
「パフォーマンス低下をもたらす“慢性的な疲れ”の原因は、働く時間の長さだけでなく、休み方にもある」と指摘するのは、スタンフォード大学スポーツ医局のアスレチックトレーナーで、『スタンフォード式 疲れない体』の著者・山田知生氏。「体を休めようと思ってやっていることが、実は逆に疲れを助長しているかもしれない」危険性を、各種データやスポーツ医学の観点から解説します。

■「休日の数」自体は世界標準なのに疲れている日本人

 「日本人は働きすぎだ」とよく言われますが、休日の日数も日本は少ないのでしょうか? 

 「データブック国際労働比較2017」によると、日本の年間休日日数は137.4日。これはイギリスとほぼ同じで、いちばん多いドイツやフランスでも145日ですから、休日の数そのものは少なくないことがわかります。

 では、「休日の過ごし方」に目を向けると、どのような実態が見えてくるでしょうか? 

 忙しく働いた週末、できるだけ体力を使わないように、出掛けず家で過ごす人も多いのではないでしょうか。2014年に厚生労働省が実施した「実際の休日の過ごし方」調査によると、休みの日、「何もせずにゴロ寝で過ごす」人は25%、「インターネットをして過ごす人」は41.5%にも上るとのこと。

 しかし、せっかく休みがあっても「家で寝ていたい」「休みの日くらい、体を動かさず、回復を図りたい」など、体を動かさずにじっとしていると、実は疲れは取れないどころかむしろ増大する可能性すら指摘されているのです。

 人間の体が「じっとしている」のに適さないことは、さまざまな調査によって判明しています。たとえば「立っている」より「座っている」ほうが、体に負担が少ない気もしますが、内実は大きく異なります。

 「座位行動研究の第一人者」といわれるオーストラリアのネヴィル・オーウェン博士によると、日本の成人は平均して1日に約7時間座っており、これは世界一の長さ。世界の平均は約5時間で、働きづめで席から離れられない“日本のオフィス”を象徴するかのようなデータです。

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