「子どものしかり方」はたいてい間違っている(東洋経済オンライン)



 こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

 入学、入園をはじめ、新年度が始まり、新しい学級での学びがスタートするこの時期は、わが子とほかの子どもとを比較する機会が増えます。式典で目にする行儀の善しあしや、保護者会などに出向いて耳にするさまざまな情報に、気持ちをかき乱されることも多くあるのではないでしょうか。一部だけを切り取った情報に振り回されたり、たまたま目にしたことで、全体を判断することは危険です。

 一人っ子や核家族で、どうしても閉鎖的になりがちな育児では、ちょっとした情報に振り回されやすくなります。正解のない育児だからこそ、何が正しくて、何が間違っているのかつねに不安に思い、確かめたくなる気持ちは自然なものだと思いますが、心配のあまり子育てに悪影響を及ぼすことも否めません。一所懸命さが裏目に出ないようにするコツをお伝えします。

■人は経験のないことは「できない」

 「あの子はできるのに、うちの子はできない」。これは、焦りにつながる危険なフレーズです。

 そもそも成長過程には個人差があり、早ければよいというものでもありません。もちろん、発達の時期に合わせた教育やその時々に身に付けたい習慣はありますが、トレーニングすればできるようなことについては、やっていなかっただけで、これから取り組めば問題ないこともたくさんあります。

 昨日までやっていなかったことを「なぜできない」と問うのはおかしな話です。○○ちゃんは、半年かけて少しずつできるようになり、その半年後の状態を見て、やってきていない状況のわが子と比較することは間違っています。人は、経験のないことはできません。

 同じように、よく「子どもが興味を持ち始めたらやらせよう」という言葉を耳にしますが、そもそも知らないことに興味を持つことはありません。子どもが反応しないのをいいことに何もしないのは、考えものです。子どもが興味を持てるように、いろいろなことを体験させたり教えたりすることが大切です。

 そして、それは忍耐強く、繰り返し行う必要があります。大人でも、知らないことを1回聞いただけでは理解するのは難しく、何度も繰り返すことによって意味がわかったり、身に付いたりしていくものなのですから。特に経験値の少ない子どもには、大人の何倍ものかかわりを要します。そのためには、親の気分次第で声をかけるのではなく、コンスタントに働きかけることが重要です。

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