格安スマホに「伝言メモ」がない!? 困る前に知っておくべき2つの方法(日経トレンディネット)



 着信に応答できないとき、携帯電話やスマートフォンの端末にメッセージを残してもらえる「伝言メモ」。非常に便利な機能だが、SIMフリースマホの中には、この機能がないものも多い。地味な存在のため、SIMフリースマホを使いだして初めてないことに気づく人も多く、意外に盲点だ。

【関連画像】主な格安スマホの伝言メモ機能をチェック!

 例として、MVNO各社の格安スマホとして採用されているSIMフリースマホのうち、比較的最近発売された機種について伝言メモの有無を調べてみた。

 国内メーカーと海外メーカーで、結果ははっきりと分かれた。シャープの「AQUOS sense lite SH-M05」や富士通の「arrows M04」といった国内メーカーのスマホでは、端末本体に伝言メモ機能がある。これらの機種では、スマホ本体で伝言メモをオンにすることで、不在着信時にメッセージを残してもらえる。

 一方、SIMフリースマホとして人気が高い「P10 lite」をはじめとしたファーウェイの「P10」シリーズや、ASUSの「ZenFone 4」シリーズといったスマホ端末には、伝言メモ機能がない。後述する代替手段を確保しない限り、これらの機種では伝言を受け取れないのだ。

 なお、アップルのiPhoneシリーズには端末で伝言を再生できる「ビジュアルボイスメール」という機能があるが、これを利用するにはビジュアルボイスメールに対応した留守番電話サービスの契約が必須で、端末だけで動作する伝言メモとは仕組みが異なる。執筆時点で対応しているMVNOはUQ mobileとBIGLOBEモバイルのみなので、他のMVNOでは代替手段を利用することになる。

代わりの手段はあるの?

 伝言メモ機能がないSIMフリースマホでは、どうすれば伝言を受け取れるのだろうか。ここでは伝言メモに代わる手段を2つ紹介しよう。

●通信会社の留守番電話サービスを使う

 1つは、契約している通信会社の留守番電話サービスを利用する方法だ。

 MVNOでは音声付きSIM向けに留守番電話サービスをオプションとして提供している。オプション料金は月額300円が相場で、新規契約時だけでなく契約中でも申し込める。

 伝言を再生したり応答時間を変更したりするには、スマホ端末の電話アプリから留守番電話サービス専用の番号(1417など)に発信し、音声ガイダンスに従って操作する。複数の伝言があれば新しいものから順番に再生しなければならないし、端末上で完結していた伝言メモに比べて操作の手間と時間を要するのがデメリットだ。

●「スマート留守電」を使う

 もう1つは、ソースネクストが提供する「スマート留守電」を利用する方法だ。

 スマート留守電は、不在着信時の伝言をテキスト化し、メッセージとして受け取れるサービス。スマホ向けに専用アプリが提供されていて、各種設定や伝言の確認ができる。

 時には正しく伝言をテキスト化できず、意味が通らない文章になることもあるが、大まかな内容はつかめる。正確に知りたいときには、録音された音声を再生して、内容を確認すればいい。

 なお、テキスト化された伝言は、メール、LINE、Facebookのメッセージとしても受け取れる。メールには伝言の内容が音声ファイルとして添付されるため、PCやタブレットなど音声通話機能を持たないデバイスでも伝言を確認できるメリットがある。

 利用料金はAndroid版が月額310円、iOS版が月額334円。mineo、BIGLOBEモバイル、楽天モバイルなどは、従来の留守番電話サービスに代わるオプションとしてスマート留守電を提供している。利用料金もMVNOでは若干安い月額290円に設定されており、スマート留守電を単体で契約するよりも少しだけお得だ。

 なお、スマート留守電のユーザーには、それぞれ個別のIP電話番号が与えられる。格安スマホへの着信をこの番号に転送することで、伝言を録音・テキスト化する仕組みだ。そのため、毎月の利用料金とは別に、IP電話への着信転送料金が別途かかる。

 また、設定をオンにするだけで使える伝言メモに対して、スマート留守電ではアプリのインストールや転送設定といった初期設定が必要だ。設定方法はアプリ上で細かく説明されるので、指示に従って操作すればいいのだが、伝言メモと比べて設定に手間がかかるのはデメリットだ。

●伝言メモが必須なら国内メーカーのスマホ端末を

 伝言メモの代替手段は限られているが、音声がテキスト化され、メールやLINEでも大まかな内容を把握できるスマート留守電は便利だ。iPhoneのビジュアルボイスメールと同様、伝言の音声が自動でダウンロードされるのもいい。

 ただ、スマート留守電はアプリのインストールや利用開始時の設定などに手間が掛かる。また、伝言メモはスマホ端末の機能なので追加料金は掛からないが、スマート留守電や従来からある留守番電話サービスは有料だ。

 フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)同様の伝言メモ機能が搭載されているのは、国内メーカー製のスマホ端末のみ。これらの機種は、防水防じんやおサイフケータイといった国内で人気の機能も備えている。ガラケーで便利だった機能をスマホでも使いたいという人は、AQUOSシリーズやarrowsシリーズを選ぶのがいいだろう。

(文/松村武宏)

Related Post





コメントを残す