デジタル一眼は定番にEOS MとLUMIXが食い込む(日経トレンディネット)



 前回の「高級コンデジはキヤノンとソニーの二強対決」に引き続き、今回はヨドバシカメラ新宿西口本店にデジタル一眼カメラの売れ筋を取材した。最近の売れ行きについて、同店マネージャの秋田谷博規氏は「一眼レフとミラーレス一眼ともに、入門・普及機と高価な中上位機に二極化が進んでいますね。数量でいえば入門・普及機クラスがボリュームゾーンになっていますが、数十万円する中上級機も意欲的なモデルが多数登場して盛り上がっています」という。それを踏まえて、入門・普及機と中上級機の売れ筋トップ3を教えてもらった。

【関連画像】パナソニック「LUMIX G9 PRO」

 入門・普及機は一眼レフで長らく人気の「EOS Kiss X9」と「D5600」が拮抗し、ミラーレスでは「EOS M100」が目立った売れ方をしていた。盤石なラインアップだが、つい先日の2月26日に発表された「EOS Kiss M」が店頭に並ぶとこの勢力図がどう変化するか興味深いところでもある。中上級機は予約殺到で品薄状態が続く一眼レフ「D850」がトップで、対抗馬はミラーレスの「α7R III」という構図。「LUMIX G9 PRO」も異色の存在感を放っているそうだ。モデルごとの人気の理由は次のページから追っていきたい。

※なお、写真や文章で掲載している価格は、2018年2月13日14:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

バリアングルで小さい「EOS Kiss X9」「D5600」がド定番

 入門・普及機の一番人気はキヤノンの「EOS Kiss X9」だ。本体重量が406~409gと軽く、ボディーも一眼レフとしてはかなりコンパクトにまとめている。そのうえでバリアングルモニターを搭載していることが、上位機「EOS Kiss X9i」(ダブルズームキットで税込み11万4960円)を押しのける人気につながっているそうだ。

 「ひとつ前のKiss X7はバリアングル非対応だったので、自撮りがしたい人はX7iにいきました。X9の世代はX9iの利点が連写(6コマ/秒)やフォーカスエリア(45点)くらいしかなく、コンパクトさに価格差も後押しして人気が集中しています」

 拮抗して売れている2位は、ニコンの「D5600」。連写速度や本体重量、サイズ感などがEOS Kiss X9と近く、入門・普及機の売れ筋の王道をいっている。「フォーカスエリアがこちらは39点となるのが分かりやすい違いといえば違いですね。あとはニコンでいくかキヤノンでいくかの好みの違いになってくるかと思います」

 続く3位はミラーレスで唯一ランクインした、キヤノンの「EOS M100」。APS-Cサイズのセンサーを積みながら本体重量266gのコンパクトさを実現し、6.1コマ/秒連写や可動式モニターなどポイントを押さえた仕様になっている。「前作のM10から正統進化した印象のモデルですね。ライトユースで期待される機能をそつなくそろえているので優等生的に売れています」

 なお、ミラーレスはレンズキットのなかでもダブルズームより標準レンズタイプが売れ筋になることが多いという。「このクラスのミラーレスは、“高級コンデジ+将来のレンズ交換の伸びしろ”といった感覚で買われることが多く、あまり積極的にレンズ交換する使い方は多くないのかもしれません」

【関連記事】

Related Post



コメントを残す