古いテレビの音を手ごろな価格でグレードアップするには?(日経トレンディネット)



 演奏活動でメシを食っていたこともある音楽とITにはちょっとうるさいライター湯浅英夫氏が、自分がハマった物について、そのハマった穴を解説していく。

【関連画像】ソニーのサウンドバー「HT-S200F」。ブラックとホワイトの2色のカラーバリエーションがある

 ウチのテレビは古い。どれぐらい古いのかと言うと、地デジ完全移行前のものなのでリモコンにアナログ・デジタルの切り替えボタンがついているぐらい古い。2008年購入なのでもう10年選手だ。

 古いとはいっても故障することなく動いているし、買い替える予算もないのでまだ使い続けるつもりだが、長年使ってきて不満はいろいろある。そのひとつが、こもり気味の音。テレビの内蔵スピーカーにそう多くは望んでいないが、映画やドラマの登場人物が小さい声でしゃべる場面でそのセリフがほかの音に埋もれて聴き取りにくかったり、音楽コンテンツでベースの音が聴き取りにくかったりする。こうしたさまざまな音がもう少し判別できるように聴こえてほしいし、全体的に迫力ももうちょっと欲しい。

 画面の残像感や画質は変えようがないが、音なら外付けのサウンドシステムを使えば改善できそうだ。しかし予算は少ない。試しにテレビに付いているアナログ音声出力と、少し離れた位置にあるミニコンポの外部入力を接続してみたが、テレビの画面とは別の方向から音声が聴こえてくるのが大変気持ち悪かったので、この方法はあきらめた。そんなときに目に入ったのが“サウンドバー”と呼ばれるテレビ用の外付けサウンドシステムだ。

2万円台のサウンドバーが狙い目

 テレビ用のサウンドシステムというと、スピーカーやサブウーファーがごちゃごちゃたくさんあってケーブルだらけで置き場所の確保や接続が面倒なイメージを持っていた。しかしサウンドバーは細長いバーの形のスピーカーひとつに、機種によってはサブウーファーユニットなどが付属するというシンプルな構成で手軽に設置できそうだ。

 困ったのは、製品の幅が広すぎて何を選べばいいのか分かりづらいことだ。価格は2万円前後から20万円近いものまであり、大きさも小型のものから大型のものまでいろいろある。なるべく安く、かつ自宅で使えるコンパクトなものを探していたところ、ちょうど発売直後の新製品として、ソニーのサウンドバー「HT-S200F」が目についた。

 HT-S200Fは幅58cm、奥行き9.5cmで、サウンドバーとしてはコンパクトなところがいい。サブウーファー内蔵で、大きくて邪魔になりそうなサブウーファーユニットの置き場所がいらないのも、筆者の条件に合致する。実売価格は2万8000円前後で若干高く感じるが、これは発売直後だからで、しばらく時間が経過すればこなれた価格になってくるだろう。2万円を切るパナソニックの「SC-HTB175」もあったが、こちらは発売から2年近く経過していることが気になり、せっかくなので新製品の方を試すことにした。

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