最近増えているデュアルカメラ搭載スマホ、違いはどこ?(日経トレンディネット)



 最近は海外メーカーの主力スマートフォンを中心に、背面や前面に2つのカメラ(「デュアル(レンズ)カメラ」「ダブルレンズカメラ」などと呼ぶ)を搭載したSIMフリースマホが増えている。

【関連画像】通常の撮影(上)とポートレートでの撮影(下)。ポートレート撮影時はズームが2倍に切り替わるため、作例では被写体との位置関係を変更して撮影している

 スマホメーカー各社は、デュアルカメラを搭載したスマホなら、ワンタッチでズームの倍率を切り替えたり、被写体の背後をぼかした写真を手軽に撮影したりできるとアピールする。だが、実は同じデュアルカメラでも、メーカーや機種によってできることに違いがあるのだ。

 そこで今回は、数あるデュアルカメラを搭載したSIMフリースマホのなかから、売れ筋の4機種――アップルの「iPhone 8 Plus」、ファーウェイの「P10」、エイスーステック・コンピューター(ASUS)の「ZenFone 4」および「ZenFone 4 Pro」――を例に、機種ごとの違いを見てみよう。

望遠、広角、カラー……機種によって異なる

 それでは、各機種が備えるデュアルカメラならではの機能を見ていこう。

●iPhone 8 Plusはポートレートに強み

 iPhone 8 Plusは、倍率が異なる2つのカメラ(35mm判換算で29mm相当の広角カメラと、同57mm相当の望遠カメラ)を背面に搭載している。

 標準のカメラアプリには、等倍と2倍ズームをワンタッチで切り替えられるボタンがある。ただし、広角と望遠のどちらのカメラを使うのかは、被写体との距離に応じてiPhone側が自動で判断する。そのため、2倍のズーム時でも望遠カメラによる光学ズームになる場合と、広角カメラによるデジタルズームになる場合の2通りがある(ピンチ操作によるデジタルズームは最大10倍まで)。

 強みは、2つのカメラを生かしたポートレート機能。被写体の背景を自然にぼかした写真が撮れる。

●P10は撮影後にピントを変えられる

 P10は、1200万画素のカラーカメラと2000万画素のモノクロカメラの2つを背面に搭載している。ズームは最大10倍(後述するワイドアパーチャ使用時は2倍まで)のデジタルズームのみで、光学ズームは使えない。

 一方で、特徴的なのが、ボケをコントロールする「ワイドアパーチャ」機能を搭載していることだ。2つのカメラから得られたデータを処理することで、被写体の前後のぼけ具合を調整したり、撮影後にピントが合っている部分を変更してぼけ具合を再編集したりできる。

 また、一方のモノクロカメラを生かしたモノクロ撮影モードもある。モノクロカメラが捉えた被写体をそのまま記録するモードで、カラーカメラが捉えた画像をモノクロ処理する一般的な方法に比べると、階調がより豊かに表現できる。

●ZenFone 4は標準と広角を切り替え

 ZenFone 4の場合、標準倍率のカメラと120度の広角カメラを背面に搭載している。標準倍率のカメラと広角カメラは、ワンタッチで切り替えが可能。iPhone 8 Plusとは異なり、使用するカメラが自動で切り替わることはなく、標準を指定したときには標準カメラ、広角を指定したときには広角カメラで撮影する。ズームはどちらのカメラも最大4倍のデジタルズーム。

 また、被写体の前後をぼかして撮影するポートレート機能も備えているが、P10や後述するZenFone 4 Proのようにぼけ具合を調整したり、撮影後に再編集したりすることはできない。

●ZenFone 4 Proは3段階のズームを切り替え

 ZenFone 4 ProはiPhone 8 Plusと同様に、標準倍率のカメラと光学2倍の望遠カメラを背面に搭載している。オートモードで撮影する場合、標準カメラと望遠カメラのどちらを使うかは端末が自動で判断するため、ズーム時には光学ズームとデジタルズームを併用することになる。2倍のズームを指定しても、望遠カメラに切り替わるとは限らない。ただし、マニュアルモードに切り替えれば、任意のカメラを使って撮影することが可能だ。

 カメラアプリでは、ボタンのタップ操作でズームの倍率を1倍/2倍/5倍の3段階に切り替えるほか、ピンチ操作で最大10倍までのズームすることもできる。

 また、被写体の前後をぼかす「奥行き効果」(他の端末における「ポートレート」に相当)では、撮影時にぼけ具合を調整できる。ただし、P10のような撮影後の再調整には対応していない。

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