プロカメラマンが選ぶ「2017年ベストデジカメ」とは?(日経トレンディネット)



 2017年も、ミラーレス一眼やデジタル一眼レフ、高級コンパクトを中心に魅力的なデジカメが多数お目見えし、写真ファンに高く評価された。そこで、各社の新製品を試用&購入する機会の多いカメラマンに、高い評価を与えたベストデジカメ3台を厳選してもらった。2017年に発売されたデジカメ、もしくは2017年にカメラマンが購入したデジカメを対象とした。まず最初は、三井公一カメラマンのチョイスだ。

【関連画像】最高のスペックを盛り込んだD850。実売価格は37万円前後と高価だが、画質や性能を考えるとリーズナブルに感じるほど。使いこなしが難しそうなカメラと思いきや、普通に使えるカメラに仕上がっている。D850にニコン100周年の底力を見た思いだ(AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED使用、ISO64、1/160秒、F8.0)

●【三井カメラマン:第1位】ニコン「D850」

 100周年を迎えたニコンが放ったデジタル一眼レフの最高傑作だと感じるのが、高性能フルサイズ機「D850」だ。9月の発売以来、いまだに品薄の状況が続いており、簡単には入手できないほどの人気を見せる。

 有効4575万画素もの画素数を持つフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載しながら、ボディー単体で秒間最高約7コマの高速連写が可能なのにまず驚かされる。さらに、別売のマルチパワーバッテリーパック「MB-D18」(実売価格は5万円前後)と追加バッテリー「EN-EL18b」(実売価格は1万5000円前後)を装着すれば、最高約9コマまでコマ速がアップする拡張性も持つ。それほどの高画素&高速モデルながら高感度特性にも優れているうえ、4K動画まで撮れてしまうのだから恐ろしい。オートフォーカスもフラッグシップ機「D5」譲りで、高速かつ正確というスキのなさだ。

 自分もいち早く購入して使っているが、写りと使い勝手の両方にとても満足している。明るい単焦点レンズを装着してISOを64に設定し、絞り開放で撮る描写は実に味わい深い。レスポンスの良さを生かして、スポーツシーンを超高解像度で撮るのも面白い。ズームレンズを付けてのスナップも実に楽しい。画質や性能の高さが撮影の楽しさをもたらしてくれるのである。現時点で考え得る最高のスペックを凝縮したカメラといえる。

【三井カメラマン:第2位】富士フイルム「instax SQUARE SQ 10」

 チェキのハイエンドモデルといえるカメラ。Instagramで人気のスクエアフォーマットを採用し、撮影したカットをデジタル加工して何枚でもプリントできる楽しいカメラだ。ユニークな外観とイージーな操作感で、誰でもInstagramの世界をリアルに実現できるところが素晴らしい。

 これを持って初夏の海辺を撮り歩いたが、声をかけた老若男女全員が笑顔でフレームに納まってくれたほどである。撮影したカットを背面液晶で見せながら、その場でフィルターをかけたり周辺光量を落としたりと加工してからプリントして渡すと、全員がたちまち笑顔になったのが撮影者としても最高の一瞬であった。

 1枚あたりのコストがチェキよりやや高いのが難点だが、持参すればパーティーなどで盛り上がるのは間違いない。2017年の個人的ユニークカメラ大賞は、文句なしにこのSQ 10だ。

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