伊達杏子の娘「伊達あやの」でホリプロが狙う産業的限界の超越(日経トレンディネット)



1/14(月) 12:04配信

日経トレンディネット

 かつてホリプロが世に送り出した3DCGによるバーチャルアイドル「伊達杏子 DK-96」の娘「伊達あやの」が、VTuberとしてバーチャルアイドルデビューを果たす。伊達杏子の仕掛け人であった、ホリプロ代表取締役社長・堀義貴氏へのインタビュー後半では、伊達あやのの仕掛け人で、彼女が所属するホリプロデジタルエンターテインメントの“鈴木氏”(今回、写真撮影はNG。いずれその正体が明らかにされるとのことだが……。ちなみに“バーチャル”ではない)を交え、気になる伊達杏子と伊達あやのとの関係、そしてホリプロが目指すバーチャルアイドルビジネスについて語ってもらった。
(※前編は「記事下の【関連記事】の『最大の失敗は人間を作ろうとしたこと』ホリプロ社長と伊達杏子」を参照)。

【関連画像】伊達杏子の“娘”「伊達あやの」。VTuberデビューの行方は、ホリプロの狙いは

●ミッキーマウスこそ究極のバーチャルアイドル

――なぜ、このタイミングでのVTuberへの参入に至ったのでしょう。

鈴木氏:今のうちに差し込んでおかないと、後発になってしまうからです。低予算で高品質のCGを作れるようになったことで、ホリプロが持つマネジメントや制作、マーケティングなどの力を生かせるようになり、全てのピースがそろったからこそ始めたいと思って社長に直訴したのですが、意外とあっさりと決まってしまいました。

堀義貴社長(以下、堀社長):ホリプロの産業的限界は、タレントがいずれ年をとって死ぬこと。未来永劫(えいごう)スターが稼ぐことはないし、1カ所でしか仕事できない。1日どんなに頑張っても24時間しか働けない。それを補完するために音楽CDや映画ができたけれど、それも限界がある。

 しかし、例えば伊達あやのが日本だけでなく、米国や中国でも現地の人が声を担当し、同じ時間に同時にそれぞれの国でビデオチャットをやることはできる。それがバーチャルアイドル本来の良さなんです。世界中が通信でつながっていることを利点として捉えないと、いつまでたっても生身の人間と同じで、一カ所でずっとやることでしか収益を得られなくなってしまいますから。

 私は(ディズニーランドの)ミッキーマウスが“究極のバーチャルアイドル”だと思っています。出演時間をずらすなどの配慮はしているらしいですが、それくらいのリアリティーさえ保てれば、世界中で同時に展開できる。バーチャルアイドルは世界各国で同時に存在してもおかしくない。リアルを追求することにあまり面白みはないですし、やり方次第だと思いますね。

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